
期待はA、成績はC、評価はF。
「国民打者」と呼ばれた李承鎏(イ・スンヨプ、28、千葉ロッテマリーンズ)の前半期の成績表は悲惨なものだった。チーム82試合のうち59試合に出場し、打率2割3分1厘(208打数48安打)でホームラン9本、37打点、26得点。昨年56ホームランを打った「アジアのホームラン王」の偉容はどこにも見られなかった。
本人も心苦しかったのか、前半期最終日の8日対戦したオリックスの具臺晟(グ・テソン、35)に「オレもすぐ行くから」と言って、韓国復帰を暗示するジョークまで飛ばした。
ここで李の前半期の成績を評価し、後半期に乗り越えなければならない問題点を点検してみよう。
▽短い日差し、長いトンネル
スタートは快調だった。3月27日の開幕戦で西武の松坂投手をノックダウンさせ勝利に導く2塁打を放ち、4月4日には最初の本塁打を150mの超大型場外ホームランで飾り、日本列島に李の登場を知らせた。5日には連続試合ホームランを放ち、9日まで5試合連続安打を飛ばして打率は3割4分1厘と垂直上昇。
それで終わりだった。4月23日、故意と見られる死球で試合途中に交代した李は、その後不調が続き、5月10日には2軍行きという青天の霹靂を迎えた。24日間、涙にぬれたパンを食べ、6月4日に1軍復帰して1試合4安打を連発するなど勢いをつけたかと思われたが、それも長くは続かなかった。恥ずかしくも2割3分の打率はそのままだった。
福浦(打率3割1分0厘、9ホームラン、44打点)との1塁競争では事実上脱落し、サウスポーが出る試合では12回も先発からはずされ、規定打席さえ満たせないほど苦渋をなめさせられた。
▽打撃の補完と再充填のまたとないチャンス
バレンタイン監督をはじめコーチングスタッフと国内外の野球専門家が腕をまくって取り掛かっているが、依然宿題として残っている打撃の補完。内角に弱く、カーブやフォークボールのように下に落ちる変化球と誘い球への対処能力が落ち、ただ引っ張ることだけに汲々していることは、いまや誰もが知っている。
何よりも乱れた打撃バランスと自信を取り戻すことが急務。こうしたことから9日から15日までの六日間オールスター・ブレイクは心機一転を図れる絶好のチャンスだ。
李も「野球選手としては経歴に傷がついたが、人間的には一段階成熟するきっかけになった」とし、「新人に立ち戻ってやり直す」と心の構えのほどを見せた。10日まで休息をとり、自分の長所と短所、相手投手の投球パターンを分析するビデオ三昧にふける計画だ。11日からは選手団の訓練に参加して、16日の日本ハムとの後半期初試合に出場する。
▽野球外の変数
パシフィックリーグのチーム間合併説が最大の変数。オリックスと近鉄に続いて最近はロッテとダイエーが合併し、セントラル・リーグを含めて12チームが10チームに減るだろうとの噂。シナリオ通りに進めば、統合チームは外国人選手を少なくとも半分は契約解消するしかない。これは李の今後の身の振り方に直ちに影響を及ぼすことになる。後半期に李が奮発しなければならない理由がここにもある。
張桓壽 zangpabo@donga.com






