LGの捕手趙寅成(チョ・インソン、29)のニックネームは「膝射(しっしゃ)」だ。
強肩のおかげで、ホームから二塁まで、立たずに座ったままボールを投げられることから付けられた。会員数が1200人を超える彼のネット上のファンクラブ名も「アンジャソァ(座って撃て)」だ。
強い肩でファンに強烈な印象を残した趙寅成が初めてオールスター戦の「ビッグ・スター」に輝いた。
趙寅成は6日発表された2004オールスター戦「ベスト10」の人気投票で有効投票44万5832票のうち18万4225票を得て41.3%の得票率でトップの座を獲得した。2位は趙寅成より597票少ない斗山(トゥサン)の金東柱(キム・ドンジュ、18万3628票)。
同日の午前、球団の関係者から夢うつつのうちにこのニュースを聞いた趙寅成は「信じられない。正直に言って捕手部門1位は期待していたけど、全体で1位は望んでもみなかった」と喜んだ。
今季74試合に欠かさず出場した趙寅成は、人気の秘密について「全試合に出ていることをファンの皆さんが買ってくださった。大変だけど精一杯ベストを尽くした結果だと思う」と話した。
捕手としての最多得票は1984年の李万洙(イ・マンス、三星)から始まって通算6番目であり、1995年のLG金東洙(キム・ドンス)以来9年ぶり。趙寅成は5日現在、打率2割4分9厘に5本塁打22打点26得点を記録している。
人気投票で6週間連続して首位を維持していた鄭守根(チョン・スグン、ロッテ)は4位(18万839票)まで下がった。
最も競争が激しかった東軍の遊撃手部門では、SKの金敏宰(キム・ミンジェ)が14万628票を獲得して斗山のソン・ソホンを7887票差で振り切り、プロ・デビュー14年目にして初めてオールスター戦先発ラインナップに入った。金敏宰とともに、斗山の朴明煥(パク・ミョンファン)、SKの李昊俊(イ・ホジュン)、李晋暎(イ・ジンヨン)も初めてオールスター戦ベスト10入りを経験した。
西軍一塁手部門の候補である三星(サムスン)の梁逷赫(ヤン・ジュンヒョク)は、1997年から8年連続でオールスター戦先発出場の栄誉を手にした。投票は5月11日から7月4日まで、野球場とインターネット、モバイルでの投票で行われた。
オールスター戦は17日、釜山(プサン)社稷(サジク)球場で行われる。
金鍾錫 kjs0123@donga.com






