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中国マスコミ、「高句麗は辺境の少数民族政権」報道

中国マスコミ、「高句麗は辺境の少数民族政権」報道

Posted July. 04, 2004 23:02,   

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中国のマスコミは自国内の高句麗(コグリョ)遺跡が世界文化遺産に登録されたことを報道しながら「高句麗は中国古代辺境の少数民族の政権だった」と主張した。

人民日報と新華社通信など中国の官営マスコミは2日、「江蘇省・蘇州市で開かれた第28回ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会(WHC)が1日、高句麗遺跡の世界文化遺産の登録を決定した」と報道し、補足説明でこのように主張した。

人民日報は「紀元前37年に 夫餘(プヨ)人である朱蒙が西漢玄菟郡高句麗県で建国した高句麗は漢、唐時期の中国東北の少数民族政権だった」と報道した。

新華社通信は「高句麗は、歴代中国王朝と隷属の関係にあったが、中原王朝の制約と管轄を受けた地方政権」とし、「高句麗は政治、文化など各方面で中原王朝の強烈な影響を受けた」と伝えた。

同通信は、とくに「高句麗が民族的特色を持った文化を創ったが、中期以降には中原文化の影響を大変強く受けた」とし、「堅固な山城、雄大な陵墓、絢爛豪華な古墳の壁画は中国文化の重要な構成要素だ」と強調した。

大半の中国マスコミは、北朝鮮・高句麗遺跡の世界文化遺産登録についてはほとんど報道しなかったが、報道する場合でも記事の末尾で短く伝えた。



黃有成  yshwang@donga.com