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韓国のガソリン代、原油高でまた最高値更新

韓国のガソリン代、原油高でまた最高値更新

Posted May. 16, 2004 23:10,   

国際原油価格が高騰を続けていることをうけ、韓国のガソリン代も史上最高値を更新した。

このため政府は18日の閣議で石油収入賦課金の引き下げなど油価関連総合対策を論議する方針だ。

16日、韓国石油公社によると、全国556ヵ所のガソリンスタンドを対象にした標本調査結果、無煙普通ガソリンの先週の平均価格は、1週間前の5月第1週より1L当たり5.59ウォン上がった1362.70ウォンだった。これは先月第4週の史上最高値(1357.99ウォン)を2週間で更新したものだ。

原油高の影響で、今年下半期に電気料金とガス料金などが引き上がる可能性も高くなっている。

韓国電力公社によれば、為替レートなど他の要因が変わらない状態で、国際原油価格が1バーレル当たり1ドル上がれば、0.4〜0.5%の電気料金上昇要因が発生する。韓国地域暖房公社は、8月の料金調整で原油価格上昇分を反映する案を検討している。

政府はこれと関連し、18日の閣議で石油収入賦課金と交通税の引き下げ、自発的な消費節約キャンペーン、高效率の建築資材利用業者に対する税額(7%)減兔、海外油井開発支援拡大などを論議し、一部対策を発表する方針だ。

産業資源部の高廷植(コ・ジョンシク)エネルギー産業審議官は、「ただ、税金引き下げは省庁間での最終調整が終わってないので、まだ確定していない。車両10部制(10日に1日は車を運転しないようにする制度)などの強制措置は、石油供給に支障がある状況ではないので考慮していない」と話した。

一方、14日の中東産ドバイ油は前日比0.63ドル高の1バレル=35.83ドルで取り引きを終えた。これは14年ぶりの最高値を、1日で更新したものだ。

ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)も41.32ドルと同じく最高値を更新し、北海ブレント油は39.08ドルと39ドル台を突破した。



高其呈  koh@donga.com