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アテネは今 五輪開催D—101の報告

Posted May. 03, 2004 22:34,   

第28回アテネ五輪(8月13〜29日)の開幕が5日で100日後に迫ってくる。今回の五輪は紀元前の古代五輪と1896年の第1回近代五輪が開催された五輪の発祥地で再び行われるという点でどの大会に増して意味深い。

今年度初めにアテネ五輪組織委員会(ATHOC)に派遣されて研修中の金ソンチォル大韓体育会国際1チーム長からアテネ現地の生々しい消息を聞いてみる。

初めてアテネに到着した時には怖い思いがした。ギリシャは友好国とはいえ、相互交流が頻繁な国ではない。それにギリシャ語は全く分からなかった。しかし、これは杞憂に過ぎなった。韓国と同様、3面が海に面しているギリシャは船員が多く、韓国へ行ったことのある人もよく見かけた。韓国語で簡単なあいさつぐらいはできる人もかなりいた。韓国戦争の参戦国だからなのか、韓国に対しては友好的だった。英語圏の国ではないが国民の半分ぐらいが英語が分かるのも接しやすいところだった。高校を卒業すると、70%以上が英語でコミュニケーションできるという。

さあ、これから本題に進もう。アテネではD—100日だからといってこれといった目立つ動きはみられない。競技場建設と道路網の拡充もそうだ。我々はソウル五輪の時、国の大事として取り組んだものだが、ここはまだ工事が進行中であるほどゆったりとした印象を与える。休日にも工事が行われるということぐらいが変化といえば変化だろうか。

それがゆえに工事日程が厳しく、水泳場は屋根をのせないまま試合を行うことにした。問題は大会期間中に雨が降る場合だ。試合を行うのは別に問題ないが、国際水泳連盟(FINA)がこれを公式記録として認めるかどうか疑問だ。

関心の焦点はテロの可能性だ。米国と豪州は選手団を選手村ではなく遊覧船で宿泊させることにした。このため、海中に水中侵入に備えた安全装置を施す予定だ。ギリシャ政府は米国に対して別途の安全要員が来るのは反対しないが、兵器の携帯は禁じると通報した。

ギリシャは安全問題だけで8億ドルの予算をつぎ込み、約5万名の警察と軍人を投入する計画だ。また北大西洋條約機構(NATO)と欧州連合(EU)の協力を得て、大々的な広報を展開している。

今月24日からはアテネで安全関係会議が開かれるが、これには韓国も参加する。韓国も別途の安全要員を送る計画だが、アテネ組織委側では選手団に割り当てられた人員枠内での解決を望んでいる。安全要員を増やせばその分選手団の規模を減らさなければならず、競技力に支障を来たしかねないため、悩ましいところだ。

アテネでの宿泊は韓国の80年代ぐらいと思えば良い。超特急ホテルは別だが、普通の星5つのホテルは国内水準で言うと3つぐらいだ。それに宿探しが極めて困難であるため、テロと共に宿泊問題が悩みの種になっている。

アテネ五輪については、これまでいろいろと心配が多かった。しかし、来てみたらさほど心配しなくてもよさそうだ。韓国選手団にはこれからの100日間、技量の向上に尽力して目標の世界スポーツ10強への復帰と、史上最多の13個の金メダルを目指して頑張ることだけが残っている。



張桓壽  zangpabo@donga.com