
「記録更新はまた続く」。
プロ野球三星(サムスン)の朴チョンホ(31)の連続安打新記録更新がとうとうアジアの舞台を越えた。もはや、彼が振るバットはメジャーリーグの記録に向かいつつある。
15日大邱(テグ)球場で行われた三星—LGとの対戦。0対0だった1回裏無死3塁の状況で朴チョンホが左側打席に出ると、競技場は観衆の歓声に沸きたった。LGの右手先発投手のチャン・ムンソクは負担を感じたのか、体寄りの低いボールを立て続けに二つ投げた。慎重に待っていた朴に今回は真ん中の高い140kmの直球が投げられた。瞬間バットが力強く空を切り、スカンという音と一緒に打球は投手の頭を超えてLGの中堅手李ビョンギュの前に転がって行った。34試合連続安打でアジア新記録を打ち立てた瞬間だった。
軽く1塁を踏んだ朴は両手を挙げて観衆の歓声に応え、観衆席では記録達成を祝う3400個の青い風船が舞い上がった。電光板では「朴チョンホ、あなたは私たちの自慢です」というメッセージが点された。
朴チョンホはこれで、1979年日本プロ野球広島の高橋慶彦が保有していたアジア記録を破った。もはや、朴はメジャーリーグのジョー・デマジオ(元ニューヨーク・ヤンキース)が立てた56試合連続安打に挑戦する。
負傷とスランプで不振だったシム・チョンス(現代)と馬海泳(マ・ヘヨン、起亜)は同日遅ればせながらもシーズン初のホームランを打ち、李承鎏(イ・スンヨプ)が行進したホームラン王レースに飛び込んだ。シム・チョンスは水原(スウォン)競技場のロッテ戦で2回裏ソロホームランを打ち、馬海泳は文鶴(ムンハク)競技場のSK戦で3回3点ホームランを打ち、スランプから脱したことを告げた。
SKの朴キョンワンは4回ソロホームランで今季8号を記録し、ホームラン・ランキングで四つの2位タイのオリオリーと朴ハンイを大きく離して完全に独走している。
今季の初盤に旋風を起こしたロッテは現代(ヒョンデ)に0対4で破れた。4連勝後3連続土団場で逆転負け、2試合連続完封負け。現代のピアリーは今季3度目の先発登板で3勝を収め、8回マウンドに上がったチョ・ヨンジュンも6回登板で6セーブをあげた。






