イラクのイスラム教シーア派の対米強硬派指導者サドル師が、他のシーア派指導者が提案した和平案を受け入れることを決め、悪化一辺倒だったイラク事態は新しい局面を迎えるようになった。英BBCテレビ・インターネット版は13日、サドル師が同師の民兵組織を解散させ合法的な政党に転換する案に、口頭で合意したと報じた。
これと関連しサドル師側のスポークスマンは、民兵組織が先週制圧したナザフ、クパ、カルバラなど南部地域の3都市の警察署庁舎と政府庁舎から武装兵力を撤退させたと発表した。11日、イラクの武装勢力に拘束された中国人7人は、12日全員解放された。しかし、6日目を迎えた日本人人質3人の拘束事件は、依然として解決されずにいる。
また、ロシアのエネルギー会社職員8人とチェコの記者2人が新たに拘束されるなど、イラク内では外国人拘束と行方不明が続いている。
朱性元 swon@donga.com






