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豪華「材料」にも「味」は今いち 映画「Jersey Girl」

豪華「材料」にも「味」は今いち 映画「Jersey Girl」

Posted March. 30, 2004 00:25,   

一時ニューヨークで最も成功した男の一人だったオリー(ベン・アフレック)。メジャーレコード会社の最年少の広報部長、オリーの人生は、スターらとのパーティーを楽しみ、魅力的なキャリアウーマン、ガトルード(ジェニファー・ロペスと結婚することで、バラ色に輝く。そんなある日、妻が赤ん坊を産む途中亡くなる。

大きな衝撃を受けたオリーは、会社の仕事で記者会見を準備していたところ、礼儀知らずのスターと記者らに、ひどく怒ってしまう。職を失ったオリーは、愛娘ガーティ(ラケル・カストロ)と一緒に、心ならずも父が住むニュージャージー郊外の生まれ故郷に戻ることになる。ここまで来れば、映画の物語は、ほぼお決まりで、実際、その予測はそれほど外れない。

4月9日に封切りする予定の「Jersey Girl」(写真)は、ひとりになった父と幼い娘の物語を描いたドラマ。劇中のマンハッタンは、一時やり手音楽パブリシストだった広報担当者、オリーの名誉と富を象徴する。老いた父と幼い娘がいるニュージャージーは、食べていくためゴミ収拾車両を運転しなければならない、嘆きと退屈な生活の現場だ。

ニューヨークへの復帰を熱望するオリーの夢は、ニュージャージーに住む2人の「Jersey Girl」によって阻止される。「7年間もセックスできなかった?かわいそうだから1回寝てあげるわ」と大胆なセリフを口にする女子大生のマヤ(リーブ・タイラー)、愛娘ガーティがそれらである。映画は、家族愛を中心に、オリーとマヤの恋物語を挟んでいて、無難に観覧できる作品に仕上がっている。

一時、ハリウッド最高のカップルだったが、いまは決別したベン・アフレックとジェニファー・ロペスが夫婦で出演している。『ロード・オブ・ザ・リング』のリーブ・タイラー、『アメリカン・パイ』のジェイソン・ビッグス、アフレックの大親友であるマット・デイモンなど、助役も華麗な顔ぶれだ。

そのうえ、『ジェイ・アンド・サイレント・ボブ』、『ドグマ』、『モール・ラッツ』などを演出した「インディームービーの悪童」ケヴィン・スミスが監督を務めている。しかし、豪華キャスティング(材料)にもかかわらず(味)が落ちる、との宿命を避けることができなかった。12歳以上から観覧可。



金甲植 dunanworld@donga.com