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急速に冷え込む庶民向け貸し出し市場

Posted March. 28, 2004 23:17,   

「もう頼りにできるところは私債市場しかないんですよ」。ソウル城北区(ソンブクグ)で鶏の丸焼き屋をやっている金さん(34、女)は最近ソウル江南(カンナム)のある貸し付け業者のところを訪れた後、元気のない声でこう言ってから座り込んでしまった。

金さんは今年の初め、鳥インフルエンザで売り上げが大きく落ち込んで深刻な資金難に直面すると、銀行やクレジットカード会社、保険会社を足が棒になるまで歩き回って貸し出しを申し込んだが、いずれも断られた。昨年、キャッシュローンサービスを2回延滞した記録がある上、銀行から借りていた従来の貸出金も一部残っているためだ。

金さんは仕方なく貸し付け業者を訪れた。しかし、ここからも信用情報を照会されてから貸し出しを断られた。このように各金融会社が庶民向けの貸し出しを抑える姿勢を強めていることから、信用度の低い庶民は資金繰りに大きな困難を強いられている。彼らは結局、高金利の私債市場に追い込まれてから家庭破綻にまで至っている。

▲お金を借りるところがない〓28日金融監督院と金融界によると、庶民がよく利用する相互貯蓄銀行のほとんどが最近になって、300万ウォン以下の小額信用貸し出しの取り扱いを中断した。貯蓄銀行の小額信用貸し出しの残高は02年末の2兆8200億ウォンから昨年6月末の2兆5600億ウォン、昨年末の2兆3800億ウォンなどへ引き続き減っている。

庶民が急な資金繰りに利用しているキャッシュローンサービスの限度枠も専業カード会社の場合、02年末の101兆ウォンから昨年3月末77兆ウォン、6月末63兆ウォン、9月末59兆ウォンなどへ減少した。

保険業界も事情は変わらない。三星(サムスン)、大韓(デハン)、大韓教保(キョボ)生命の生命保険業界「ビッグ3」の先月末現在の信用貸し出しは計12兆5365億ウォンで、昨年末の12兆7620億ウォンより2000億ウォン以上減った。

庶民が私債市場に行く直前に最後に立ち寄る貸し付け業者も同じである、昨年中盤まで40〜50%に達していた貸し出し承認率が今年に入って10〜20%まで落ち込んだ。

▲厳しくなった貸し出し承認〓庶民に対する貸し出し審査もさらに厳格になっている。大韓生命は15日から信用貸し出しの申し込み顧客がカード会社から受けたキャッシュローンサービスの金額が100万ウォンを超えたり、この6ヵ月以内に貸し付け業者で貸し出し可能な金額を問い合わせたことがあれば、貸し出しを行なわない。

貸し付け業者の関係者も、「最近はお客さんが実際貸し出しを受けなかったとしても信用情報の照会記録が多ければ、貸し出しを行なわない。ほとんどの業者が新規の貸し出しは行なわず、従来の貸出金に対する事後管理だけやっているのが実情だ」と伝えた。

このように庶民向け貸し出し市場が悪化していることを受け、関連の金融会社も経営難に耐え切れず廃業している。

貯蓄銀行は1997年の231行から昨年は半分にも及ばない114行に激減して、信用協同組合は同期間1666から1086ヵ所に減少した。貸し付け業者も昨年6月まで699に過ぎなかった登録取り消し業者が12月2377、今年1月2707、2月3058ヵ所に急増した。2月中の新規登録業者は304に止まった。

金融監督院の関係者は、「昨年まで1日平均約10件だった高金利の被害申告がここにきて1日15〜20件に急増した。廃業した貸し付け業者が私債業者にかわっているため、高金利による被害はさらに増える見通しだ」と憂慮した。



鞖克仁  bae2150@donga.com