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受験生の親が出題委員…監査院が管理責任者ら懲戒処分

受験生の親が出題委員…監査院が管理責任者ら懲戒処分

Posted March. 26, 2004 23:04,   

2003年と04年度の大学修学能力(修能)試験の出題と検討委員460人のうち、30人が資格基準に達していない不適格者であることが明らかになった。

監査院は26日、「修学能力試験の出題・管理の実態」に対する監査の結果、このような事実を摘発してずさんな管理の責任を追及し、韓国教育課程評価院(鄭剛正院長)の修能試験研究本部長ら8人を懲戒するよう求めた。

特別監査の結果、03年と04年度の修能試験出題委員と検討委員のうち、不適格者は△受験生のいるS教授ら5人△大学専任講師以上と規定された資格に達していない12人△高校教諭としての勤務経歴が5年未満の13人らだった。

このうち20人は試験出題委員に、残りの10人は試験の難易度測定のために直接試験を受ける検討委員として参加したことが明らかになった。

評価院は、出題委員と検討委員に対する推薦審査委員会の審査手続きも踏まずに評価院長に決裁を受けるなど、業務怠慢の事実も明るみに出たと監査院は明らかにした。

監査院の金在善(キム・ジェソン)社会福祉監査局長は「評価院が出題期限の迫った状況で限られた人物の中から出題委員を選定したために不適格者が含まれた」と話している。

特に、04年度の場合、出題委員のうち教授はソウル大学出身が58%を占めており、高校教諭は首都圏出身が93%も占め、偏り現象が問題として指摘された。また監査院は、評価院が修能試験の出題委員の選定と質問項目の出題、問題紙の印刷、採点と成績通知の保安管理などの管理規定を初めから用意していなかったと明らかにした。

しかし監査院は、評価院を指導・監督しなければならない国務調整室と教育人的資源部に対しては問責せず、指導・監督体系を教育部に一本化するよう勧告するのに止まった。監査院は今年初め、受験生970人余りの監査請求を受け入れ、2月から評価院の修学能力試験の出題と管理業務の全般について特別監査を行ってきた。



崔永海  yhchoi65@donga.com