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火星にかつて「海」、生命の可能性高まる

Posted March. 24, 2004 23:16,   

火星に、かつて塩分を含んだ海があったとの証拠が見つかった。海の存在は、火星に一時生命体がいたとの可能性を裏付けるものだ。米航空宇宙局(NASA)は24日(日本時間)、火星探査車オポチュニティーが火星の表面に、少なくとも深さ5センチの塩分を含んだ海の沿岸部があったことを示す証拠を見つけたと発表した。

オポチュニティーは「アッパー・デルズ」(上の谷間)と名付けられた砂岩層から塩素や高濃度の臭素を検出した。これは塩分を含んだ水が乾いて形成されたものであることを示す確かな証拠であるという。火星探査研究チームのスティーブ・スクァイアース教授(コーネル大)は「オポチュニティーは、一時期、海の沿岸部だったところに着陸したものとみられる」と話した。

NASAの専門家らは今回の発見を契機に、火星について「一時、生命体が住むほど暖かく、湿気の多い所だった可能性がある」との見方を示している。NASAは今月初め、「オポチュニティーが火星に水があったことを示す証拠を見つけた」と発表したが、水が地表にあったのか、それとも地下水だったのかは、明らかにしていなかった。

しかし「海」という表現にもかかわらず、この水溜まりの大きさが、どれくらいのものかについては明らかにされていない。また、この証拠は、水がいつから、どれだけの期間にわたって溜まっていたのかについては明確に説明できず、火星に実際、有機体が存在していたと決め付けるのは困難との指摘も出ている。



朱性元 swon@donga.com