ハンナラ党と民主党が9日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する弾劾訴追案を発議したことで、第17代総選挙を約30日後に控えて、政局が厳しい対立状態に向かっている。
特にヨルリン・ウリ党は弾劾訴追案の国会提出と表決を阻止するため、本会議を封鎖するという方針であることから、与野党の物理的な衝突が予想されている。
ハンナラ党と民主党は同日午後3時49分頃、院内代表室の関係者らを議事局長に送り、ハンナラ党議員108人と民主党議員51人の計159人の署名が入っている盧大統領に対する弾劾案と盧大統領の選挙関連発言録などの関連資料を提出した。
現職大統領に対する弾劾訴追案が発議されたのは憲政史上初めてのこと。弾劾案が発議されると、国会はこれを初めて開かれる本会議に報告し、報告があった時点から24時間以後72時間以内に無記名表決で処理しなければならない。もしその期間中に議決が成立しない場合、発議案は自動廃棄されるが、可決すれば大統領の権限は自動停止されて、憲法裁判所が弾劾審判に入る。
これに先立ってハンナラ党は同日午後、緊急議員総会を開き激論のすえ弾劾案を発議することを決めた。議員総会でハンナラ党の安商守(アン・サンス)、孟亨奎(メン・ヒョンギュ)の両議員は、「時期が良くない」とし慎重な立場を示したが、崔秉烈(チェ・ビョンヨル)代表は、「議員同士で賛否をめぐる議論を行なうことはできるが、はっきりした立場を見せるくれることを涙で訴える」として議員の協力を促した。
ハンナラ党はまた表決のため、当初10日までとなっていた国会の議事日程を12日まで延長することにした。民主党は同日開かれた常任中央委員会でハンナラ党が決定した場合、弾劾案発議に乗り出すという立場を改めて確認した。
一方、大統領府は同日午後5時、金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長の主宰で緊急の首席秘書官会議を開いて対策を話し合った。
ウリ党は、野党の弾劾案発議について「憲政秩序を破壊するクーデターだ」とし、緊急議員総会を開き、野党の弾劾案処理を阻止することを決めた。特に、「憲政秩序を守る運動本部」を発足させて盧大統領支持勢力の広範な結集と闘争に乗り出すことを積極的に検討することにした。
鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は、「弾劾案を阻止するのは我々の使命だ。良心勢力と共に行動に出るべきだ。国民と一緒に行動しよう」と強調した。
尹永燦 尹鍾求 yyc11@donga.com jkmas@donga.com






