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身障者がアイスホッケーに熱中 アイススレッジ・ホッケー

身障者がアイスホッケーに熱中 アイススレッジ・ホッケー

Posted February. 25, 2004 00:57,   

試合開始前、あいさつのため並んだ両チームの選手らの神経戦はすごかった。相手の士気を落として試合を始めるという意思で満ちていた。

パックが氷上に落ち試合が始まると一進一退の攻防戦が繰り広げられた。氷を刻む音とともに選手たちは氷上を走りぬいた。鋭くシュートしたパックがゴールに向かって飛び、激しいボディチェックでマイナーペナルティーを受け退場させられたりもした。

緊迫さと激しさは一般のアイスホッケーとなんら違わなかった。差があるとすればそりに乗ることだけ。

24日春川(チュンチョン)ウイアム室内リンクで行われた第1回冬季体育大会(韓国障害者福祉振興会主催)アイススレッジ・ホッケー(Ice Sledge Hockey)試合。アイススレッジ・ホッケーはアイスホッケーを障害者らが楽しめるように変形したもので、下半身が不自由な人がスケートの代わりにスケートの刃を2枚つけたそりに乗ってプレーする。

選手は両手に持っているスティックを使ってシュートもし、前に進んだりもするが、スティックの片っ方にはそりの推進のためのピックと片っ方にはパックを打つブレードがついているポールがある。

20分ずつ3ピリオドで行われる通常のアイスホッケーより5分ずつ短くマイナーペナルティー時間が1分30秒で30秒短縮されること以外には、アイシング・オフサイドなど全てのルールが同じだ。

この日プレーしたチームは延世チーム(延世—ヨンセ—大学セブランス病院が支援)と三育(サムユク)チーム(リハビリセンターの三育再活院が支援)。1998年韓国に導入されたが現在チームはこの2チームしかない。彼らは週末を利用して京畿道城南市盆唐区野搭洞(キョンギド・ソンナムシ・ブンダング・ヤタップドン)にある城南第2総合運動場室内リンクで3時間ずつ訓練をする。しかし若干の支援を除いては自費で運動をするため困難が多い。監督及びコーチも全員ボランティアだ。

同日試合でもっとも注目された選手は三育チームの李ヨンミン(30)。サムユックチームのセンターFWで主戦ゴールゲッターの李は両チーム選手のうちもっとも速いスピードと技量で活躍した。

彼は両足がない。10年前軍への入隊を控えて京畿道始興市(キョンギド・シフンシ)の工事現場で働いているところ、重装備運搬車にひかれる事故に会った。

事故後「なぜぼくにこんなことが起きたんだろう」という恨みの中で8年を過ごした彼は2002年8月、三育職業訓練学校でアイススレッジ・ホッケーに接してからその魅力に目を奪われた。

「ホッケーをするときには悩みなんか吹っ飛んでしまいます。気持ちいいです」

李ヨンミンのアイススレッジ・ホッケー経歴は1年6ヵ月にしかならないが、李は現在韓国選手のうち最高とされる。李の夢は世界アイススレッジ・ホッケー「ベスト5」のうちの1人である日本の遠藤を上回る選手になること。



金相洙 ssoo@donga.com