
アレックス・ロドリゲスのニューヨーク・ヤンキースへの入団式が行われた18日のヤンキースタジアム。入団式を見守っていた100年のライバル、ボストン・レッドソクスは憤りと共に「第2のバンビーノの呪い」を思い浮かべたに違いない。
「バンビーノの呪い」というのは、ボストンがベーブ・ルースをヤンキースに捨て値でトレードした後、1918年以後一度も優勝カップに手が届かないという米大リーグの代表的なジンクス。3年連続アメリカンリーグホームラン王のロドリゲスは、ルースに比べるに値する強打者。ボストンはテキサスを相手に2ヵ月にわたって力を注いだが、一歩遅れて割り込んできたヤンキースにわずか4日で横取りされた。
86年ぶりの優勝という悲願を叶えるため、昨冬大々的なチーム補強に乗り出したボストンは、またもヤンキースのために挫折してしまうのか。
▲マウンド〓昨年、ヤンキースがナショナルリーグのアトランタとともに大リーグ最多勝(101勝)を挙げた原動力は強い先発陣。最強の切り札マリアノ・リヴェラ(40セーブ)が抑えとして控えるヤンキースで、5人の先発投手が記録した勝数は77勝(76.2%)に達した。反面、集団リリーフ体制を取っているボストンは全体95勝のうち62勝(65.3%)だけが先発投手の勝数。
しかし、今年は事情が逆転した。ボストンは大きなダメージなしにカート・シリング(アリゾナ)を迎え入れ、エースのペドロ・マルチネスとともに史上最強のワンツーパンチを構築した。弱みだった抑えにはキース・フォーク(オークランド)を迎えて金炳賢(キム・ビョンヒョン)を先発に回すことになった。ワンツーパンチはもちろん、デレク・ロウ、ティム・ウェイクフィールド、金炳賢とつづく3、4、5先発も同級最強の評価。
これに比べてヤンキースはケヴィン・ブラウン(LAドジャーズ)、ハヴィエア・ヴァスケス(モントリオール)が合流したが、エースだったアンディー・ペティット(21勝)と40代のデュエット、ロジャー・クレメンス(17勝、以上ヒューストン)、デヴィド・ウェルズ(15勝、サンディエゴ)が抜けた空白が大きく見える。ESPNの世論調査ではボストンがシカゴ・カブスとともに先発投手の1、2位を争っていることに対して、ヤンキースは5位に止まっている。
▲攻撃力〓打線の破壊力は逆転した。昨年はボストンが優勢だったのが事実。ボストンは9名の打者が規定打席を満たし、その中で4名が3割台の打者だった。一方、ヤンキースは6名が規定打席を満たし、その中で3割台の打者はデレク・ジーター1人だけ。
しかし、ヤンキースは3塁手のロドリゲスをはじめ、外野手のゲイリー・シェフィールド(アトランタ)、ケニー・ロフトン(カブス)を迎えて2塁手のアルフォンソ・ソリアノ(テキサス)と外野手のカリム・ガルシア(ニューヨーク・メッツ)の空白を最小化した。これに比べてボストンは、全天候型の内野手トッド・ウォーカー(カブス)の代わりに老長の指名打者エリス・バークス(クリーブランド)を迎えて一歩後退した。
張桓壽 zangpabo@donga.com






