
ナイスボディーは女性の夢。専業主婦でありながら抜群のスタイルで有名になったチョン・ダヨンさん(39)のインターネット登場が、ナイスボディー・シンドロームに火をつけたといえる。チョンさんは、出産後太った身体を、運動をしてスーパーモデル顔負けのナイスボディーに変えた。
その影響で最近フィットネスクラブが人気だ。「我も我も」とナイスボディーを夢見て汗を流している。しかし、走るだけでナイスボディーになれるわけではない。運動もその原理を知ってこそ効果が最大化する。
◆女性にあった運動
女性は女性にあった運動をしなければならない。身体構造が男性とは大きく違うためだ。
テストステロンというホルモンの分泌量が多い男性は、たんぱく質が蓄積されることで筋肉の量が増えるが、女性はエストロゲンというホルモンの影響で脂肪が増える。また、女性は、心臓が男性より小さく、心拍出量が男性より20ml程度少ない。肺機能も、女性が男性に比べて弱く、有酸素運動能力を示す最大酸素摂取量は、男性より40〜60%低い。
そのため、女性が男性と同じ器具や同じプログラムで運動するのは非効率的だ。
◆女性専用のフィットネスクラブと女性専用器具
最近の女性の運動傾向は、女性にあった器具で、男性より短い時間に軽く行うことだ。
女性専用フィットネスクラブを前面に出している「イーキュビック」木洞(モクトン)センター。その「禁男の家」に入ると、他のフィットネスクラブとは雰囲気がまったく違う。ピンク一色のフロアでは60代の年配の女性から10代の少女までが一緒になって熱心に運動をしている。男性にまじって運動する一般のクラブとは全く違う雰囲気だ。
会員の一人は「男性と一緒に運動すると、身なりからまず気になる。しかし、女性専用のフィットネスクラブでは運動に集中できる」と話した。
3ヵ月でナイスボディーになる秘訣。このフィットネスクラブの運動方法は、9つの器具を40秒ずつ使って30分間繰り返すこと。チェストプレス、ペックデック、アダクションなどの器具は、女性の筋力に合わせて注文生産したものだという。
◆「ナイスボディー」の秘技はエアーボード?
運動器具の中でも特に目を引くのはエアーボード。金ソウル院長は「エアーボードは無動力空圧式の運動器具で、乗って軽く飛ぶだけで卓越な運動効果がある」と説明してくれた。運動器具の間にエアーボードを置き、器具を替える度に必ずエアーボードを40秒ずつ使うようにし、運動効果の最大化を図っている。
靴を脱いでエアボードに乗ってジャンプをしてみた。足首に衝撃がなく、軽く飛ぶだけで骨盤と大腿四頭筋(膝の上部の筋肉)が引き締まる感じだった。
昨年、日本理学療法学学術会議では、エアーボードが関節の弱い高齢者の運動治療に効果があり、成長板を刺激して子供の成長発育にも役立つと発表されている。
イーキュビックを利用できないなら、普段していたジョギングや器具運動と並行してエアーボードを家に置いて暇ができた時にジャンプ運動をすれば効果が期待できる。
stt77@donga.com






