▲決議大会とデモ〓全国農民会総連盟、韓国農業経営人中央連合会など、7つの農民団体からなる全国農民連帯(ソン・ナムス常任代表)と、86の市民団体に所属する1万2000人あまりの会員らは、この日、およそ390台のバスで上京、午前中から汝矣島(ヨイド)の文化広場に集結した。一方、他の農民たちは、全国各地の国会議員事務所に集結し、占拠ろう城を図った。
ソン常任代表はこの日、大会の演説で「FTA協定を締結すれば、農業部門の疲弊は火を見るより明らかだ」とし、「農業を売り渡して国の富を築くというのは、浅はかで深みのない資本の論理だ」と非難した。
農民連帯は、声明書の中で「わが国の農業の運命がかかったFTA批准同意案の処理に反対することを約束した148人の議員たちは、国民との約束を守るべきだ」として「食糧の主権を守り農業の運命を決定付ける批准案の処理は、政治的な駆け引きの対象ではない」と主張した。
農民らは、集会後午後4時ごろから、道路を占拠したまま国会方面に400メートルほど行進した。
農民らは、国会議事堂への進入を図ったが、警察の阻止に遭い、戦闘警察バスのタイヤに火を放った。
さらに、持参したLPガスのボンベにも火をつけて爆発させようとしたが、警察が慌てて消化にあたり、爆発は免れた。
農民らは、その後も警察に石やビンを投げるなど、激しいデモを続けた。
一方、警察は、87の中隊およそ1万人の隊員を汝矣島一円に配置して、農民たちの国会進入を阻止した。また、集会の直前には、文化広場で木製のバット20個余りと空きビン150個、星条旗などを押収している。
▲批准案の処理に対する反応〓昨年末から始まったFTA批准反対集会は、汝矣島で開かれた大規模な集会だけでも3回目となる。しかし、この日の集会は、かなりの農民がFTA批准同意案が処理されるものと思い込み、上京を断念したため、当初の憂慮ほど、大きな事故には至らなかった。
ほとんどの農民たちが「農業を捨てて韓国は生きられないため、FTAに最後まで反対する」と話していたが、京畿道(キョンギド)のある農協幹部は「どうせ、批准案を霧散にするのは不可能なはずだ」とし、「このような集会が、政府の対外的な交渉能力を高められる契機にでもなれればと思う」と語った。
市民団体「経済正義実践市民連合」のコ・ゲヒョン政策室長は「FTAの必要性は誰もが認めているものの、農民の立場としては、その最初の対象国がチリであるということが、大きな負担だ」として「政府が農民に役立つプログラムを開発して、農民への説得に乗り出すべき」だとしている。
金善宇 sublime@donga.com






