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「朝」無理やり起こさないで

Posted February. 08, 2004 23:46,   

▲光、生体時計、そして人体〓脳の視床下部には「視神経交差上部核」がある。一種の生体時計だ。この生体時計は光の明るさによって人体を調節する。光の情報は目の網膜を通じて分かる。目をつぶっていても紫外線が肌を通って網膜に到逹する。

生体時計は、明るいときには覚めていなさいという命令を、暗いときには寝なさいという命令を各機関に下す。命令を受けた各機関は、それに合わせてホルモンを分泌して体温と睡眠リズムを調節する。夏は朝に起きやすく、実際早く起きる。しかし冬は早く起きられない。これも光−生体時計−人体が調和を成す自然な現象だ。

光がなければメラトニンが、眠りに入れば成長ホルモンと各種の免疫物質が分泌される。メラトニンは午前3時前後、成長ホルモンは午後10〜午前2時に最も活発に分泌するとされているが、あまり重要ではない。生体リズムが人により違うだけでなく、これらホルモンはそれぞれ光が消えたり、眠りに入ったりすれば、いつでも分泌するからだ。

深い眠りに入ると、脳は休みを取りエネルギーの消耗量も減る。これによって代謝率が落ち、体温も下がる。

起床時間。窓を通して日光が降り注ぎ、人体はその光を浴びる。生体時計は1、2時間前から起きる準備に入っている。ホルモンの一種であるコルティソルを分泌して血糖量を高めて脂肪酸を分解してエネルギーを作る。代謝率が高くなり、体温も上昇する。

▲朝型人間に物申す〓朝型人間は少なくとも医学的には望ましくないという見解が支配的だ。人体に十分な光を確保することができなかった状態で人為的に眠りを覚ますからだ。

午前5時頃。外は暗い。寝床から起きる。寝室の照明をつける。このとき、人体はどんな状態だろうか。

無理やりに起きて光を浴びたため、メラトニンの分泌が急にがたっと落ちる。しかし生体時計が準備する前に眠りから覚めたため、人体を稼動するほど十分な光は確保することができなかった状態だ。したがってコルティソルがまともに分泌しなくて体が重たい。代謝がまだ順調でなくて体温もぐっと下がったままだ。

言い換えれば、意識は覚めているが人体は睡眠状態のままだ。このとき、むりやり運動をすれば、眠っている肉体を酷使することになる。特に夜が長い冬季に午前5時以前に起きるのは体に無理をさせるしかない。最小限の光が微かに見える午前6時以後に起きるのが良い。

それでも朝型人間になりたければ、起床する30分〜1時間前に自然に電気がつく照明を準備して人工的に人体に光を提供しなければならない。

▲自然に順応〓生活パターンを朝型から夕型に変えることは難しくない。しかし夕型から朝型に変えることはとても難しい。なぜだろう。

普通、生体リズムの変わる周期は人により違うが、平均24.5時間程度だ。それに対し、自然の変動周期は正確に24時間だ。人は毎日遅れる0.5時間を補いながら自然に順応して生きてきたのだ。

したがって、起きる時間を繰り上げれば、自然の流れと対置する。特に2時間以上繰り上げれば疲れや頭痛、眠りなど各種の副作用をもたらすことがある。

時差の進んだ米国へ行くときの方が、戻ってくるときより適応が難しいのもこのためだ。たとえば、時差が3時間進んだ地域に行くとしよう。それには生体リズムは3.5時間の時間差を乗り越えなければならない。一方、帰って来るときは2.5時間の時間差だけ乗り越えれば良い。

もし、世の中に光がないとすれば?このとき、人体は自然の周期に従わずにそれぞれ固有の生体リズムに従うことになる。真っ暗だとしても生体時計の指示に従って人体は日夜を区分けする。

◆アドバイス〓高麗(コリョ)大学医学部生理学教室の金ヤンイン教授、ソウル峨山(アサン)病院精神科の金昌潤(キム・チャンユン)教授、白(ペク)病院神経精神科のウ・ジョンミン教授、三星(サムスン)ソウル病院神経科のチョン・ギヨン教授



corekim@donga.com