国際原油価格および原材料価格が急上昇し、鳥インフルエンザとBSEなど、畜産物問題まで重なり、1月中の生産者物価はここ6年間で最も高い水準を記録した。
消費者物価に大きく影響を及ぼす生産者物価の急上昇で、物価不安と企業の採算性悪化が憂慮される。
▲原材料価格の上昇〓韓国銀行(韓銀)が4日発表した「1月中の生産者物価動向」によると、生産者物価は前月に比べ、1.4%も上昇した。これは昨年12月の0.7%の2倍で通貨危機でドルに対するウォンの為替レートが急騰し、物価が急上昇した1998年2月(2.4%)以来5年11ヵ月間で最も高い数値だ。
昨年同期と比べ、上昇率は3.8%で1998年11月の11.0%以来最も高かった。
分野別には、旧正月の特需の時期に、鳥インフルエンザとBSEなど畜産問題まで重なった農林水産品が対前月比3.8%と最も高い上昇率を見せた。また、サバ(68.9%)、イシモチ(41.4%)、タチウオ(26.9%)など魚類と豚肉(14.0%)も大幅に上昇した。鶏肉と牛肉の価格は需要減少でそれぞれ8.4%、5.6%下落した。
国際原油価格と非鉄金属価格などの急騰で工業製品も前月比1.3%上昇した。軽油(2.4%)、ガソリン(2.1%)、ナフサ(5.8%)、ベンゼン(23.8%)など石油および石油化学製品の価格が大幅に上昇した。
▲原材料価格上昇を主導する中国〓中国が世界原材料市場のブラックホールとなっている。
中国は昨年全世界の鉄鉱石貿易量の約30%を消費した。今年も7〜8%の高成長が見込まれる中国の原材料消費はさらに増加するものとみられる。
ドル安も原材料の価格を引き上げている。原材料供給国はドル安で原材料輸出の「実質利益」が減り、供給価格を引き上げている。世界的投機資本も原材料市場を新しい収入源と見て投資を増やし、価格上昇を煽っている。
国際原油価格は第2四半期(4〜6月)以降にならないと、安定期に入るとは見られない。
韓国銀行の物価統計チームの金仁圭(キム・インギュ)課長は「物価上昇要因の大部分は短期間で解決されにくいため、2月以降も物価は大幅に上昇するだろう」と予測した。
▲企業採算性に警報〓生産原価の上昇で国内企業の採算性にも赤信号が灯された。
韓国産業研究院(KIET)の金道靛(キム・ドフン)動向分析室長は「内需依存度が高い企業は国内の消費低迷で上昇した原価を製品価格に反映できず、採算性が悪化している」と語った。
三星(サムスン)経済研究所の丁文建(チョン・ムンゴン)専務は「原材料価格の上昇が続き、貿易の条件が悪化され、生産が増加しても国民の所得は増加しない状況が発生する」とし、「行過ぎた賃金上昇を防ぎ、生産性を高めることだけが解決策だ」と語った。
朴重鍱 sanjuck@donga.com






