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「李鳳柱さん抜き7分台目指す」熱意燃やすジ・ヨンジュン

「李鳳柱さん抜き7分台目指す」熱意燃やすジ・ヨンジュン

Posted January. 29, 2004 23:31,   

韓国マラソンをけん引する二頭馬車、李鳳柱(イ・ボンジュ、34、三星電子)とチ・ヨンジュン(23・コーロン)が、国内で始めての一騎打ちを演ずることになる。3月14日に行われるソウル国際マラソン大会がその舞台。

慶尚北道永川(ギョンサンブクト・ヨンチョン)で冬季訓練を行っているチ・ヨンジュンは29日、「ソウル国際マラソン大会に出場することを決めた。2時間7分台の成績で李先輩を抜いて、優勝を目指したい」と挑戦状をたたきつけた。チの最高成績は昨年の東亜(ドンア)ソウル国際マラソン大会で記録した2時間8分43秒。李鳳柱の最高記録は2時間7分20秒(韓国最高記録)。

チ・ヨンジュンは中国の昆明で36日間に及ぶ高地訓練を終え、帰国後は毎日60〜80kmを走っている。午前5時に起き、ジョギング、インターバル・トレーニング、ファー・トラック(野外走路で目標地点を決めておいて自然に練習する方法)など、休みなく練習スケジュールをこなしている。

チ・ヨンジュンは黄永祚(ファン・ヨンジョ)、李鳳柱の恩師、故鄭奉守(ジョン・ボンス)監督の最後の教え子。フルマラソン初出場だった朝鮮(チョソン)日報社主催の春川(チュンチョン)マラソン大会(2001年度)で意外の優勝を果たし、韓国マラソン界の次世代走者として浮かび上がり、昨年の東亜ソウル国際マラソン大会ではガス・タイス選手(南アフリカ共和国)にわずか一秒差の2位でゴールインした。

97年の東亜国際マラソン大会から7年目で、国内大会に出場する李鳳柱の優勝に向けた熱意も熱い。李は昨年12月にあった済州島(チェジュド)での訓練に続いて、6日から慶尚南道固城(ギョンサンナムド・コソン)で1日40〜50kmを走る猛訓練に取り組んでいる。翌月2日には中国・昆明に渡り、約20日間の高地訓練に集中する計画。

李鳳柱は、「チはもう少し出場経験を積めば、世界的な選手にきっとなれる。でも、優勝を彼に譲る気はない。ソウル国際マラソン大会で優勝して、アテネ五輪でもよい成績を上げたい」と話した。

三星電子のオ・インファン監督は「ソウル国際マラソン大会のコースは非常にいいので、李に対しては、自分の持つ韓国最高記録を破る絶好の機会だといってある」と自信を示した。



jaeyuna@donga.com