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「核の闇市」世界的規模が浮彫りに 米紙が構造に迫る

「核の闇市」世界的規模が浮彫りに 米紙が構造に迫る

Posted January. 26, 2004 23:22,   

パキスタンの一部科学者らが、ウラン濃縮方式と関連した核兵器の技術を第三国に提供した経路が少しずつ解明され、リビアへの査察結果が公開されることによって、世界的な規模の「核の闇市」が、その姿をあらわしつつある。

▲秘密の部品工場まで〓国際原子力機関(IAEA)が査察を行ったところ、リビアは、核兵器の技術と部品をすべて海外から持ち込んだことが明らかになった。ウラン濃縮に向けた遠心分離技術はパキスタンから、部品は欧州とアジアの中間取引業者から入手している。

米紙ワシントンポストが伝えたところによると、部品の一部は、秘密工場で製造されたことが確実だ。IAEAは、秘密の工場がマレーシアにあるものとみて、調査に乗り出した。昨年10月、マレーシアで、遠心分離機の部品がドイツの貨物船に運ぶところを押収された経緯があるからだ。エルバラダイIAEA事務局長は「一つの国で設計された後、第ニ、第三国で作り、第4国に運搬した後、最終的な目的地に渡される」とし「全世界に事務所が散在している核の闇市は、予想をはるかに越える規模だ」と話した。

▲闇市の構造〓IAEAは、闇市が民間と政府による二重構造からなっているものとみている。リビアとイランのウラン濃縮技術は、パキスタンの核兵器の父とされるカディル・カーン博士グループから流出したと、ムシャラフ・パキスタン大統領が事実上認めている。

また、遠心分離機の部品などは、中東、欧州、アジアなど各地の民間取引業者らが調達している。デビッド・オルブライト米科学国際問題研究所(ISIS)所長は「必要とされる度『リアルタイム』の技術諮問も支援されている」と話した。

米ニューヨークタイムズ紙が報じたところによると、カーン博士も、中東に設けた幽霊会社を通じて、米国、カナダ、欧州などの中間取引業者から、必要とされる核兵器の部品を確保することができたという。同紙によると、米国は、核の闇市にパキスタン政府が関わっていないとしたムシャラフ大統領の主張を信じていない。カーン研究所が、パキスタン軍部や情報部と密接に連携しているからだ。エルバラダイ事務局長も「(核の闇取引には)国家機関が加担している」と指摘した。

▲米国のWMD遮断壁に穴〓米国は、大量破壊兵器(WMD)を遮断するとの名目から、イラクへの先制攻撃を行った。しかし、イラクには最初からWMDがなかったことが糾明されつつある。ニューヨークタイムズは「核の国際闇市がイラクより大至急対処すべき対象」とし、ブッシュ政府のWMD政策を批判した。



異鎭  leej@donga.com