
「信じられなかったんです。放送で未熟なところがあまりにも目だっていて、いらいらしていたんですが…」
新人歌手ハ・ウン(23)が、MBC「ミュージック・キャンプ」が主管する「今月の新人」で、1月の主人公に選定された。「今月の新人」は「ミュージック・キャンプ」がはじめて試みる新人の選び方。朱哲煥(ジュ・チョルファン)梨花(イファ)女子大教授など、5人の歌謡専門家が推薦した3人の新人を放送に出演させてから、これらのうち一人を500人の視聴者審査委員団がインターネットの投票で選び出す。ハ・ウンは専門家の審査では3位に止まったが、「視聴者審査委員団」の投票で1位となった。
先月初めデビューしたばかりのハ・ウンは「私の歌が専門家たちの目からは大きく足りないということに気づいたことだけでも大きな成果だ」と話した。
先月初めに発表したデビュー曲は、中間テンポのバラード「心が痛くて怒ってごめんね」(作詞:シン・ヒョンボ、ハ・ウン/作曲:シン・ヒョンボ)。ソフトなロックスタイルが加わったこの歌で、ハ・ウンは小鳥のような感じでバラードをこなしている。透明で、テクニックを弄しない歌い方が聞きやすいものの、新人ならではの「引き立つ」個性に欠けているという印象を与える。
ハ・ウンは「カリスマや爆発的な歌唱力を売り物にするよりは、友達が隣で歌うようにファンに近づきたい」と述べた。インタービューの際、自分の短所についてもあけすけに打ち明けてからは、それを心配するほど、屈託のない性格の持ち主だった。
CDの収録曲のうち、控えめのボーカルとやわらかいピアノの演奏がとりえの「最後の葉っぱ」や、音と音の間の空間がたっぷりしたバラード「もっと愛するわ」は、技巧と飾り気を控えたいというハ・ウンの歌の哲学をうかがわせる。単純なモダンフォークスタイルの歌「愛するのにいい日」と、聞き心地のいいギター伴奏の「あばたもえくぼ」も同様。
これまで、「ガラス箱」、「チェリーフィルター」、ワックスなど、先輩歌手たちのコンサートにゲストとして出演し、技量を磨き上げてきたハ・ウンは3年余りの準備の末、CDを発表した。
CDジャケット写真や、広報写真にハ・ウンはいつもカメラを手にしている。「自分のみのアングルでものを裁断し、表現するカメラのように、私の歌もそのように刻み付けられればと思う」と述べた。
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