カナダ政府が12日、自国産牛に取られた輸入禁止措置を緩和してくれることを韓国政府に公式要請する見通しだ。
農林水産部(農林部)が11日に発表したところによると、カナダのスペラー農相は12日午後2時、許祥万(ホ・サンマン)農林部長官を訪問し、同問題を論議する予定だ。
スペラー農相は6日(現地時間)、「カナダで牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛が初めて発見された去年5月以後、各国が取ったカナダ産牛肉に対する輸入規制措置の撤回を促すため、韓国と日本、米国などを訪問する計画だ」と明らかにした。
農林部はこれに対し、BSEの危険性が完全に消えたという国際的な公認があるまで、カナダ産はもちろん、米国産牛肉に対しても輸入禁止措置を解除しない方針だ。
農林部の金昌燮(キム・チャンソプ)家畜防疫課長は、「なによりも国民の健康が重要であるだけに、政府の立場に全く変わりはない」と話し、近いうちには輸入緩和措置を取らない考えを明確にした。
宋眞洽 jinhup@donga.com






