輸出は好調を見せる反面、消費と設備投資などの内需景気は依然として凍りついたまま回復の見込みがない。このため、「輸出−内需景気の両極化」は深刻な水準に達したことがわかった。
このように投資と雇用が伸びない状況が長期化する場合、韓国経済の成長潜在力が損なわれる可能性が少なくないと分析される。
▲深刻化する輸出−内需の両極化〓統計庁が28日に発表した「10月中の産業活動動向」によれば、輸出景気の好調で、生産は昨年10月比で7.4%増加した。現在の景気局面を表わす同行指数の循環変動値も100.2で前月比1.0ポイント改善した。
10月の輸出向け出荷は、昨年同月比で17.8%増加し、今年6月から5ヵ月連続して二桁増加を続けている。
一方、内需景気は依然として低迷局面を抜けきれないでいる。代表的な消費指標である卸売りと小売の販売は昨年同月比1.7%減少し、今年3月以来8ヵ月も下がり続けている。
デパートの販売は昨年10月比で15%減少し、1998年9月の20.8%以来、減少幅が最も大きかった。大型割り引き店は強力な割引イベントにもかかわらず、昨年同期比2.7%増加にとどまった。
輸出の好調にもかかわらず設備投資も3.8%減少し、4ヵ月連続マイナスとなった。今年に入ってからの設備投資は、3月(0.1%)と6月(2.7%)を除いては毎月減少傾向をみせている。
設備投資をせずに工場を動かしてきたため、輸出業種を中心に工場稼動率は相当上昇した。10月の工場稼動率は9月比2.3%高い81.1%で、1997年4月(81.5%)以来6年6カ月ぶりの高い水準だ。
▲輸出と内需の連動機能が不作動〓洪淳英(ホン・スンヨン)三星(サムスン)経済研究所常務は、「輸出の好調がこのように長期間内需につながらないのは珍しい現象だ。輸出と内需を繋いぐリンクが切れたようだ」と分析した。
「輸出好調→投資増加→雇用環境改善→所得増加→消費活性化→内需景気好調」という一般的な善循環構造が、最近の韓国経済では作動していないという説明だ。
このように輸出と内需が別々に機能する最大の原因としては、まず企業の投資心理の萎縮が上げられる。不安定な政治局面など経済内外の状況が難しく、安心して投資できるような環境でないということだ。これと共に、家計貸し出しと信用不良者の増加も内需不振の原因として指摘されている。
財政経済部の関係者は、「投資と消費の増加なしに輸出だけ増えても雇用は増えず、結局は韓国経済の成長潜在力を蚕食し続ける深刻な現象が発生する恐れがある」とし、「企業の投資心理の回復がカギだ」と言った。
金光賢 kkh@donga.com






