会員数1400万人を有する国内1位のカード会社であるLGカードが現金が底をつき、3日間キャッシュローン(現金サービス)を中断した。
23日午後現在、LGカード債権団とLGグループの間で進められている資金支援交渉が速やかに妥結しない場合、「LGカード事態」の波紋が大きく広がるものと憂慮される。
LGカードは、23日「流動性不足で22日午前、一部の金融会社の現金自動支払機(CD)でキャッシュローンサービスが中断したのに続き、同日午後3時半からはすべてのキャッシュローンサービスが全面的に中断した」ことを明らかにした。国内のカード会社が現金が足りなくてキャッシュローンを全面中断したのは今回が初めてだ。21日にもキャッシュローンサービスが一時的に中断した。
LGカードの崔永沢(チェ・ヨンテク)常務は「キャッシュサービス中断は17の銀行に預置した口座残高が底をついたからだ」とし、「債権団の資金支援がなければ、月曜日(24日)にもキャッシュサービスを再開するのは難しい」と語った。
金融市場では、LGカードを保有した複数カード所持者たちが他のカード社に一斉に集中すると、他のカード会社も深刻な資金圧迫を受けるなどカード業界全体が危機に陥る可能性も排除していない。
LGカードの顧客たちは週内に1日平均1000億ウォン、週末には400億ウォン規模のキャッシュサービスを利用していて、今回のサービス中断で多くの顧客たちが不便を強いられた。
一方、8の債券銀行の支援決定最終期限切れである24日午前10時を控えて、債権団とLGグループは22日と23日水面下で交渉を続けたが、23日午後5時現在合意を見出せずにいる。
債権団は具本茂(ク・ボンム)LG会長の(株)LG持ち分担保提供の他に、新規貸し出し金に対する具会長の連帯保証を求めたが、LG側はこれを拒否した。
こうした中、ウィリ銀行の李徳勳(イ・ドクフン)頭取と(株)LGの姜庾植(カン・ユシク)副会長は23日午後、ソウル市内の某所で非公開に会って、最後の「水面下の交渉」に入った。
ウィリ銀行の幹部は「LGグループがLGカードを正常化しようとする意志を確固たるものにするためには、債権団の連帯保証要求を受け入れなければならない」とし「最終期限までには少し時間が残っているだけに、劇的な妥結の可能性は残っている」と話した。






