▲工事中断〓全南麗水市(チョンナム・ヨスシ)は、麗川市(ヨチョンシ)と麗水郡(ヨチョングン)が統合される前の1993年に麗川市が着工した文芸会館のために頭を抱えている。麗川市は262億ウォンをつぎ込んで大劇場、小劇場、展示会場などを備えた文芸会館を建設する計画だったが、膨大な工事費のために着工7年後の2000年に工事が中断された。
120億ウォンが投入された同会館は、総工程の42%に当たる地下1,2階の工事だけが終わった状態で3年間放置され、今年初めからは麗水市第1庁舎の駐車場として使われている。
麗水市の関係者は、「アンケート調査では工事の進行をめぐって賛否が割れており、打つ手がない」と述べた。
▲「ともかく終わらせよう」〓忠清北道(チュンチョンブクド)は2000年から、1000億ウォンの民間資本を集めて娯楽施設、レジャー施設、ホテルなどを備えたミレニアム・タウンを着工する計画だった。行政自治部は民間投資者を先に選定することを条件に、同事業を承認した。忠清北道は民間の投資家を確保していない状態で、交通・環境関連対策もたてず清州市上黨區(チョンジュシ・サンダング)チュジュンドンの敷地購入と設計に152億5000万ウォンを使った。だが、01年にゴルフ場の建設事業が取りざたされ、この3年間事業を進めることができず、監査院の指摘さえ受けた。
投入額340億ウォンの大邱西區梨硯洞西大邱(テグ・ソグ・イヒョンドン・ソテグ)貨物駅建設事業は、事業主幹社を確保できず7年間漂流している。鉄道庁、大邱市、22の民間企業が96年12月から推進してきた同事業は、97年12月に事業主幹社の(株)チョングが不渡りを出し一時中断され、2000年6月に再開されたが、現在にいたるまで敷地の基盤施設と駅舎だけが建てられた状態だ。
▲完工しても赤字〓全南木浦市(チョンナム・モクポシ)は310億ウォンをつぎ込んでコンサートホールにプール、フィットネス・クラブなどの設備が整った木浦市民文化体育センターを今年4月完工したが、未だ開場できずにいる。同体育センターを開場すると、年間数十億ウォンの赤字が予想されるからだ。市は同センターの運営権を全南道に移管しようとしたが断られた。
忠清南道(チュンチョンナムド)が1999年忠南天安市聖居邑(チュンナム・チョンアンシ・ソンコウプ)に建設した農畜産物流センターは、開場最初の年から赤字が発生し、191億ウォンの設立資本金では足らず440億ウォンの負債まで抱え込むようになった。同センターは現在債権仮差し押さえの危機に追い込まれ、売却の話が持ち上がっている。
▲住民の監視がカギ〓現在、事業費が200億ウォン以上で国庫援助を受けている事業に限り、政府の審査が行われている。つまり、200億ウォン以上の事業でも国庫支援を受けていなければ、自治体が自律的に事業を推進することができる。専門家は自治体が実績優先で事業を展開し、予算確保など事業計画をきちんと立てなかったために、あとで邪魔者扱いされる事業が多くなったと指摘している。
行政自治部の関係者は、「地方分権を推進していく状況下で、中央政府の介入を強化することは時代の流れにそぐわないため、自治体自ら節度ある税金使用システムを備えるべきだ」としながら、「現在としては、事後評価を強化するしかない」と述べた。
光州市(クァンジュシ)の「参与自治21」の朴クァンウ事務処長は、「自治体事業に問題が発生したときには、その団体長に責任を問うことのできる住民訴訟法導入が急務だ」と語った。






