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「19歳の新人」が星を手にした  CJナインブリッジ・クラシック

「19歳の新人」が星を手にした  CJナインブリッジ・クラシック

Posted November. 02, 2003 23:02,   

シンデレラは一度めぐってきた幸運を最後まで逃さなかった。

わずか1打差の不安なリード。最後の18番ホール(パー5)で、165ヤードを残した地点から6番アイアンで打ったセカンドショットは「ワー」と沸き上がったギャラリーの歓声のなか、ピンの左2m地点に。軽いパットで、ボールはカップの中へ吸い込まれるように消えて行った。イーグル。グリーンの上の少女は、ようやく笑みを浮かべ両手を挙げて拍手に応えた。奇跡のような優勝へのドラマが幕を閉じる瞬間だった。このドラマのヒロインは「物凄い10代」の安シヒョン(19、コーロン)。

2日、済州島(チェジュド)のクラブ・ナインブリッジ(パー72)で開催された米LPGAツアーの、CJナインブリッジ・クラシック(賞金総額125万ドル)最終第3ラウンド。

今年、国内女子プロの1部ツアーに入ったばかりの新人・安シヒョンは、1イーグルと5バーディーに3ボギーの4アンダーで、通算12アンダーの成績を挙げ、正規ツアーでは初めての優勝カップを手にした。9アンダーの朴セリ(CJ)、朴祉垠(パク・チウン、ナイキゴルフ)、朴ヒジョン(CJ)、ローラ・デービス(英国)らの豪を2位に抑えて、誰もが予想しなかった感激の初優勝だった。優勝賞金は、自らの通算賞金(1億2000万ウォン)の倍近い18万7500ドル(およそ2億2000万ウォン)。

1950年に発足した米国ツアーで、安シヒョンのように非会員が優勝したのは1994年、高(コ)ウスンが日本で行われたトーレ・ジャパンクィーンズ杯で優勝して以来、9年ぶり2度目となる。

そのうえ、この3日間、ずっと首位を守っての優勝は、安シヒョンにとっては特別なものだった。今シーズン、国内ツアーの賞金ランキング第4位の資格で、12位までに与えられた出場資格を獲得、「夢の舞台」の米国ツアーにプロテストも受けずに立つことができた。安シヒョンは今回の優勝を機に、来シーズンの米国ツアーで、コンディショナルシードの1番を獲得し、事実上全試合に出場できる資格を得たほか、2005シーズンのフルシードまで確保できたため、夢にまで見た米国の舞台に立てるようになった。

同日、チャンピオングループで朴セリ、デービスを相手に試合に臨んだ安シヒョンは、自信に満ちたプレーで、前半2打を減らして順調な滑り出しを見せた。ところが後半に入り、ベテランたちが物凄い勢いで追いあげたほか、16番ホール(パー4)ではティーショットがバンカーに落ちてしまい、3オン2パットとボギーをおかし10アンダーとなり、1打差のところまで追われる場面もあった。しかし、出場できたこと自体が光栄だと語っていた彼女に、恐れるものはなかった。17番ホール(パー3)でのパーセーブに続いて、18番ホールでのイーグルパットで、最後を華やかに飾った。

昨年チャンピオンの朴セリは、同日4アンダーを記録したものの、安シヒョンの勢いを止めるまでには及ばず、準優勝に留まった。



金鍾錫 kjs0123@donga.com