
韓国女子ゴルフの大黒柱、朴祉垠(パク・チウン、ナイキゴルフ)と朴セリ(CJ)が強豪としての底力を発揮したなか「国内派」のアン・シヒョン(19、コーロン)が、第1ラウンドの首位をマークして、旋風を巻き起こした。
31日、済州道(チェジュド)のクラブ・ナインブリッジ(パー72)で行われた、米LPGAツアーのCJナインブリッジ・クラシック(賞金総額125万ドル)の第1ラウンド。
シーズン2勝を狙う朴祉垠は、風邪が止んだ晴天のなか、1イーグルと6バーディー2ボギーの、6アンダー66打で単独2位に躍り出た。昨年、朴セリが記録したコースレコードとタイ記録となる7アンダー65打で首位をマークした安シヒョンとは1打差。
8番ホールまで1打を減らした朴チウンは、9番ホール(460ヤード、パー5)で、ホールまで25ヤードを残したところから、58度の傾斜を持つロブウェッジで打ったサードショットが、グリーンに落ちた後ホールにインして、イーグルを記録する幸運を掴んだ。
後半に入り、10番ホール(パー4)では、ギャラリーの妨害でサードショットが短かったためボギーを犯した朴祉垠。彼女の根性は、後半で発揮された。15番ホール(パー4)から18番ホール(パー5)まで4ホール連続のバーディーで順位を引上げた。米国ツアーで「バーディーの女王」と呼ばれる彼女の面貌を、遺憾無く発揮した瞬間だった。
試合終了後、明るい表情でインタビュー会場に現れた朴祉垠は「天気に恵まれたこともあって、アグレッシブに出た。低いスコアーに主力したが、結果に満足しているし、運にも恵まれた」として喜びを語った。
昨年度チャンピオンの朴セリは、ティーショットの乱れに悩みながらも、1イーグルと5バーディーに2ボギー1ダブルボギーで3アンダー69打を記録、姜(カン)スヨン(アストラ)、辛(シン)ヒョンジュ(フィラ・コリア)とともに6位タイに肩を並べた。朴セリは、最終18番ホールでは、持ち前の長打で2オンに成功、4メートルのイーグルパットをホールカップに入れて、第1ラウンドを順調に終えた。
今年、国内ツアー入りした新人の安シヒョンはこの日、ボギー無しの7バーディーを記録、完璧に近いプレーを披露した。「スーパーピーナッツ」金美賢(キム・ミヒョン)は、4アンダー68打で、ローラ・デービス(英国)と並んで4位タイをマーク。
特別招請選手で出場したアマチュアーのミッシエル。ウィー(14)は、13オーバー85打で、69人の出場選手のうち最下位に留まった。
金鍾錫 kjs0123@donga.com






