複数の金融機関に借金をした多重債務支払い不能者80万人の借金5兆2000億ウォンに対して、元利金の一部が減免される。
しかし、これらに対する元利金の減免幅が最高33%水準であるのに対し、韓国資産管理公社(KAMCO)は最近、100万人あまりの借金破綻者に元利金を最高70%まで減免することを明らかにしたため、公平性が問われるものとみられる。
産業(サンオプ)銀行は19日、LG投資証券と共同で10の参加機関と話し合い、2つ以上の金融機関に借金をしている多重債務者のうち、遅滞額3000万ウォン以下、遅滞期間48ヵ月未満の80万人に対して5兆2000億ウォンの債務を共同で取り立て、債務を再調整する方針を固めたことを明らかにした。
産業銀行の関係者は「重複計算されていた債務がはずされて、当初の予想(多重債務者100万人、債務規模6兆〜7兆ウォン)より対象者と規模が減った」と説明した。
同銀行は、多重債務者の貸出債権を根拠に今月末新設される資産流動化会社(SPC)を通じ、29、30日ごろ1兆5000億ウォン(先順位4000億ウォン、後順位1兆1000億ウォン)規模の資産担保証券(ABS)を発行する予定だ。また、資産管理会社(AMC)に指定された韓国信用格付け情報は11月から今年末まで、対象者に対する債権の取り立てと債務再調整作業を進める予定だ。
債務者に対する償還期間の延長と減免利子率は信用回復支援委員会の基準である最大8年、年6%程度であり、最高減免幅は元利金の33%水準になる見通しだ。今回の調整作業に参加した金融機関は国民(クンミン・国民カードを含む)、ウリィ、ハナ、 朝興(チョフン)、企業(キオプ)銀行の5行と、LG、三星(サムスン)、外換(ウェファン)、新韓(シンハン)、現代(ヒョンデ)カードのクレジットカード会社5社。
しかし、最近KAMCOが返済不能者96万人余りに対して債務元利金を最高70%まで棒引きし、償還期間も5年から8年に延長するという方針を明らかにしたことから、産業銀行側の支払い不能者たちが大きく反発するのは必至だ。
ある、都市銀行関係者は「金融機関で遅滞期間1年を超える不良債権を15〜20%の安値で買い入れたKAMCOが、元利金を70%もまけるということを明らかにし、多重債務プログラムの機能にブレーキがかかりそうだ。元利金を大幅減免してもらうため、債務者がKAMCOに債務が移転するまで返済せずに待つ『モラルハザード』の発生する可能性がかなり高い」と憂慮した。
朴重鍱 sanjuck@donga.com






