Go to contents

「自民党、圧勝?負けてたまるか!」

Posted October. 07, 2003 22:35,   

11月の衆議院総選挙で楽勝を予想している与党自民党の前に2人の強敵が出現した。

故・田中角榮元首相の一人娘、田中眞紀子(59)元外相と政府傘下機関「日本道路公団」の藤井治芳(67)理事長だ。

大衆的な人気を得ている田中元外相と「建設族」と呼ばれる建設関連勢力から強力な支援を受けている藤井理事長が、自民党及び小泉純一𩒐首相と対決する格好となる。

自民党は、2人の爆発力が自民党の圧勝ムードを変え得ると、緊張しているようすであり、第1野党の民主党は、これ以上ない総選挙用の好材料だとして歓迎しながら、戦いを煽っている。

田中元外相は、直線的な性格で荒い論調の持ち主だが大衆的な人気が高い女傑。5日、事実上の出馬宣言を済ませ、総選挙での勝利を通じて、昨年「不名誉な辞退」を強いた党首脳部に対し、恨みを晴らしたいとの構えだ。

田中元外相は一時期、小泉首相を上回る人気を得ていた自民党の「看板」だったが、相次ぐ「目立ったコメント」で世論の批判を受け、党内人物から非難された。結局、昨年「秘書給料の着服事件」以降、長官と議員を辞退した。

予想される出馬地域は、父親の田中元首相がおよそ40年間にわたって固めておいた新潟。無所属として出馬し「反小泉」の毒舌を噴き出し、自民党の現役議員の落選はもちろん、全国にわたって悪影響を及ぼすものとみられることから、自民党は非常に緊張している。

一方、代表的な構造改革の対象に選ばれてきた道路公団の責任者、藤井理事長は6日、国土交通相が改革の不振を指摘し、辞任を要求すると「全職員とともに、誰よりも一生懸命に改革に全力を尽してきた」と一蹴した。同理事長は辞退への要求について「およそ40年にわたってこの道だけを歩んできた人生に対しての侮辱」と、憤怒の意を示し、自ら辞退すれば受け取れるようになる退職金2600万円を放棄してまで、小泉内閣に、一戦を宣言した。

先月入閣した石原伸晃(石原東京都知事の長男)国土交通相は「初打席で空振りのざま」になるや、ただちに藤井理事長の解任を宣言した。しかし、聴聞会の手続きなどに2〜3週がかかるために、しばらくの間はドタバタが続きそうだ。

自民党が、野党の民主党と自由党の合党大会(5日)に際し、妨害作戦の一環として「道路公団理事長の辞退」とのカードを出したが、逆襲を受けたとの見方もある。しかし、自民党は、藤井理事長の辞退を実現させることで、改革反対勢力と戦っているとのイメージをアピールさせるために腐心している。



hanscho@donga.com