米ワシントンポスト(WP)紙が報じたところによると、北朝鮮は、資本主義に向けて進んでいるものとみられる。同紙は14日付で「今月末、平壌(ピョンヤン)の道路沿いに大型の自動車広告看板が5個設置され、自由市場への関心が高い朴鳳柱(パク・ボンジュ)前化学工業相が首相に登用されたが、これらは北朝鮮が資本主義に進みつつあることを見せてくれるものだ」と説明した。
同紙は、平和(ピョンファ)自動車が組立生産する乗用車「フィパラム(口笛)」の価格は1万4000ドル(約160万円)で、北朝鮮の一般労働者の月給15年分にあたり、マーケティング効果は期待しがたいが、広告看板を設置すること自体が「飛躍的な変化」を意味するものだと伝えた。平和自動車は、統一(トンイル)グループがフィアット自動車との合弁で2000万ドル(約23億円)を投資、昨年3月に平壌(ピョンヤン)付近に設けた自動車組立工場。
商業用の看板広告としては北朝鮮初のものであるこの看板は、ある若者がフィアットのロゴが刻まれた乗用車を見て感歎する姿をえがいている。
ワシントンポスト紙は、また、核開発計画で北朝鮮は西側諸国と対立しているが、外国企業家と政治分析家、韓国政府当局者らは、北朝鮮が資本主義に向かって大胆な一歩を踏み出したものと評価していると、付け加えた。
同紙によると、北朝鮮は昨年7月、経済改革の一環として、一部市場で市場価格を適用し食料品の販売を認めたが、最近、こうした市場が農村地域に拡大されるすう勢だという。
とりわけ、今月初めに行われた内閣改造で、朴鳳柱首相が登場したのは、経済改革についての北朝鮮の意志が覗える「事件」だと評価した。しかし、ワシントンポスト紙は、高麗(コリョ)大学・玄仁沢(ヒョン・インテック)教授の話として「北朝鮮の経済は崩壊寸前であり、最近の諸措置は、政権を維持するためのあがきにすぎないという、批判的な見方もある」と紹介した。
金晟圭 kimsk@donga.com






