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[社説]紛らわしい盧大統領の検察観

Posted August. 28, 2003 21:43,   

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が全南光陽(チョンナム・クァンヤン)で行った発言は、検察を萎縮させ、司直当局の権威を損ねかねないという点で適切ではなかった。盧大統領は、「強い権力を行使しながらも誰からも監督を受けない検察を持続的に放置しない」と述べたが、表向きでは監察機能の法務部への移管を暗示しているようだが、検察捜査への圧迫と受け止められる余地がなくはないと思われる。

何より「監督を受けない検察」の意味が不明であるため、「グッドモーニングシティー分譲」不正と現代(ヒョンデ)秘密資金事件の捜査に対する不満にも映りかねない。これまで検察捜査に関与しないという立場を繰り返し表明してきた盧大統領が、前後の説明もなく、多岐の解釈が可能な発言を行った思惑が何なのか知りたいところだ。

特定地域の情緒を考慮して現代秘密資金捜査を検察が独自に進めるという点を強調するために「誰からも監督を受けない検察」を語ることはできるだろう。しかし、「放置しない」というのは全くレベルの違う話だ。

盧大統領は金大中(キム・デジュン)前大統領の息子らの不祥事について、「大したことでもない問題で取り調べられるのが現実だ」と、検察の捜査に問題があるというニュアンスの発言を行った。金前大統領の息子らの不祥事は国民が怒りを覚えた権力型不祥事だった。盧大統領の話通りなら、有罪判決を確定した最高裁判所は「大したことでもない」捜査を追認したという意味なのか。大統領府報道官は、「捜査の対象にならないとか捜査してはいけないことを捜査したという話ではなかった」と釈明したが、千金のように重くなければならない大統領の話がそのつど報道官によって見直され、補われるようなことがいつまで繰り返されなければならないのかもどかしさを禁じえない。

金寿煥(キム・スファン)枢機卿は、「盧大統領特有の所信」に触れ、「彼の所信が国と民族を誤った方向へ導かないことを願う」と述べた。大統領の所信がいくら確固なものであっても憲法と法律が大統領に与えた権限の枠内で国と民族を正しい道へ導かなければならない。