ユニバーシアード大邱(テグ)組織委員会側は25日、メディアセンター前で起きた前日の韓国保守系団体と北朝鮮記者団の衝突事件に対する北朝鮮側の要求を受け入れ、謝罪と遺憾の意を表明した。しかし、これに保守系団体と野党が強力に反発し、「南南」かっ藤が深まる兆しだ。
鉠海寧(チョ・ヘニョン)ユニバーシアード組織委員長は同日、記者会見を開き、「全く予想だにしなかった事件が発生し、遺憾に思う」とし、「今後類似の事件が再発しないように、(北朝鮮)選手団や記者、役員、応援団に対する安全対策をより徹底して講じる方針だ」と語った。また「大会が志向しているアマチュア精神を傷つけないように、デモなどの行為を慎むことを望む」と求めた。
これを受け、正しい社会のための市民会議のチョ・ジュングン事務局長は、「北朝鮮側の不満をなだめるために、またも政府レベルで遺憾や再発防止を表明することは、国家の格を下げるだけでなく、南南かっ藤をさらにあおる態度だ」と批判した。
野党ハンナラ党の朴振(パク・ジン)スポークスマンも論評を通じて、「北朝鮮記者がマスコミの自由が保障された大韓民国で、一部市民団体の意思表現を認めず突然暴力をふるったことは、容認できないことだ」と批判した。また、李柱栄(イ・ジュヨン)人権委員長は、「北朝鮮記者が起こした今回の事件は、北朝鮮の人権に対する韓国国民の知る権利を蹂躙(じゅうりん)する事件だ」と主張した。
一方「大邱愛の会」に参加している与党民主党の鄭東泳(ヨン・ドンヨン)、宋永吉(ソン・ヨンギル)、李鍾杰(イ・ジョンゴル)、任鍾皙(イム・ジョンソク)議員らは同日の声明文で、「最小限のホスト国としての姿勢を忘却して軽率に行動した一部極右団体会員らに強い遺憾の意を表明する」として「北朝鮮側も(大会の成功を望む)多くの大邱市民の切実な期待に背を向けてはいけない」と述べた。
一方、約30の市民社会団体で構成される「北核阻止市民連帯」(朴チャンソン代表)は、同日午後ソウル韓国プレスセンターで記者会見を開き、北朝鮮側の謝罪と北朝鮮側関係者の処罰を求めた。朴代表は、「北朝鮮は、韓国の保守系団体に対して思う存分批判しても、韓国の北朝鮮に対する意思表現は暴力を使って妨げている」として「今回の事件も本当に謝罪しなければならないのは北朝鮮側だ」と主張した。
同団体はまた、「世界約170ヵ国が参加した今大会で、マスコミ報道が北朝鮮応援団にだけ集中し、他の参加国は疎外感を感じている」と主張、公正な行事進行を求めた。
鄭然旭 李完培 jyw11@donga.com roryrery@donga.com






