
21日、大邱(テグ)で開幕される第22回夏季ユニバーシアード(U)大会は、全世界の若者の和合の祭典だ。同日午後6時30分、大邱Uメインスタジアムで開会式が行われ、31日までの11日間、友情の競争を繰り広げる今大会には、戦争の傷を抱えているイラクとイスラエル、東ティモール、アフガニスタンなど、紛争国がすべて出場し、さらに意義深い祭典になる見通しだ。
北朝鮮も、不参加のハプニングを起こしたりもしたものの、予定通り選手団を派遣して、昨年の釜山(プサン)アジア大会に続き、再びスポーツを通じて南北の和解ムードを盛り上げる。
競技種目は、陸上や水泳、バスケットボール、バレーボール、サッカー、テニス、フェンシング、体操、ダイビング、水球の10の正式種目に加え、開催国の韓国が選択種目として選んだテコンドー、柔道、アーチェリーを含め、合わせて13種目で、金メダルの数は183個。
歴代U大会史上、最大規模の379人の選手団を構成してすべての種目に出場する韓国は、16個以上の金メダルを取って総合2位達成を目指している。世界最高のアーチェリーの女王ユン・ミジン(慶煕大学)らが参加するアーチェリーや、跆拳道(テクォンド)、柔道は、韓国の「メダル畑」の役割を果たすものとみられる。
一方、Uメイン競技場で開かれる開会式は、「共に明日へ」というテーマの下で、「光の泉」、「黎明」、「シルクロード」、「生命路」、「一緒に明日へ」の5つのステージに分けられ、2時間30分にわたって行われる。
「スポーツイベント演出の大物」ユ・ギョンファン総監督が指揮する開会式は、「グリーン・シティー、ファッション・シティー、先端ITシティー」をモチーフに大邱のイメージを形状化し、世界から訪れた若者の夢を結合する内容に仕上げられる。
開幕に先立って20日には、頭流(トゥリュ)公園野球場で4万人余りの市民が参加した中で大会の成功を祈る市民前夜祭が開かれた。
金相洙 ssoo@donga.com






