輸出の好調に支えられて、6月の経常収支が予想を大きく上回る17億6000万ドルの黒字を出し、2ヵ月連続の黒字となった。
29日韓国銀行が発表した「6月国際収支動向」によると、輸出入を通じた商品収支は27億9000万ドルの黒字となった。5月の16億8000万ドルに比べ、11億1000万ドルも増えたもの。
輸出が158億2700万ドル、輸入が130億3420万ドルだった。それに対し、サービス収支と所得収支、経常移転収支はいずれも赤字となった。
これを受け、経常収支は17億6000万ドルの黒字となり、今年上半期の累積経常収支は8億5000万ドルの黒字に転じた。
6月の経常収支黒字規模は中央銀行の韓国銀行が当初展望していた14億ドルを大きく上回るもので、01年5月(21億8000万ドル)以来25ヵ月ぶりの最大規模だ。
サービス収支は、船舶貨物運賃収入減などによって運輸収支黒字幅が減り、海外旅行客増などで旅行収支が悪化し、赤字幅が5月(5億ドル)に比べて増えた。
韓国銀行のチョ・ソンジョン経済統計局長は「6月に大幅な経常収支が黒字となったのは輸出の好調が商品収支の改善につながったためだ。7月には海外旅行客が大きく増えてサービス収支が悪化し、商品収支の黒字も減り、経常収支は小幅な黒字に止まるものとみられる」と展望した。
申致泳 higgledy@donga.com






