「監督、30分は充分に走れます」
「膝は大丈夫か?」
15日、ベシクタシュとの03ピースカップコリアの開幕戦を控え、城南一和(ソンナム・イルファ)の金大義(キム・デウィ、29)は、チャ・ギョンボク監督との面談で「30分程度は全力を尽くして走ることができる」と出場を希望した。
「無理することはない」と言っていたチャ監督は、金大義の自信に満ちた口調に「じゃ、後半、走ってみろ」と出場を承諾した。こうした金大義の闘志と監督の信頼が決勝ゴールにつながった。
後半17分、サッシャーと交代した金大義は「銃弾の男」というニックネームらしく、突然の暴雨の中を攻撃に乗り出した。いよいよチャンスが訪れた。後半47分、ペナルティエリアの右側にいた金大義は、黄淵奭(ファン・ヨンソク)がアーク近くからゴール左にあげたボールを、矢のように飛び込んでヘディング。ボールはゴールへ突き刺さった。
金大義はひょっとすると、今シーズンを無駄に過ごすところだった。3月、アジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグの大連(中国)戦で、膝をけがした。3ヵ月のリハビリの末、グラウンドに復帰したのはシーズン開始3ヵ月後の5月17日。遅れて合流した金大義は前シーズンのKリーグMVPらしく、3ゴール、1アシストを記録し、チームの新しい活力要因となった。
金大義は無理な試合出場で、最近、膝の痛みが再発した。このためピースカップ大会の出場も不透明だったが、金大義はフルタイム出場の代わりに、プレーに無理のない時間だけグラウンドを駆け回り、チャンスを逃さず劇的な決勝ゴールで勝負師としての真価を発揮した。
「金度勳(キム・ドフン)にパスするつもりでヘディングしたのがゴールにつながったと照れた金大義は「体調は良くないが、世界的なクラブと試合できる機会なので進んで出場を希望しました。残る試合でも交代メンバーででも出場したい」と、意欲を燃やした。
金尙浩 hyangsan@donga.com






