盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、就任後4回にわたってブッシュ大統領と電話会談を行なった。6日夕方の電話会談は、盧大統領側から提案して行なわれたという。それ以前の3回は、ブッシュ大統領の要請で成立した。韓米首脳の電話外交も徐々に「対等な関係」になるのだろうか。少なくとも、2週間前に開かれた韓米首脳会談で、盧大統領が先に電話会談を要請するほど自信を持てたことは幸いである。韓米首脳が、時差にもかかわらず随時電話をかけて意見を交換する関係になったのは、両国の関係にも望ましいことだ。
◆盧大統領とブッシュ大統領の関係は、14日のホワイトハウスのローズガーデンでの2人の行動からもわかる。ブッシュ大統領は、盧大統領の発言を満足そうな表情で傾聴し、会見場に入る時と出る時は、盧大統領に並んで肩をたたいた。盧国大統領が同じように肩をたたくことができなかったのは残念だが、それなりにいい場面だった。盧大統領が「少しオーバーだった」と白状するほど米国への賞賛が影響したのだろうが、ブッシュ大統領が韓国の新しい指導者との会談内容に満足しなかったなら、あのような親密な行動には出なかっただろう。
◆しかし、その程度では物足りない。米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、ブッシュ大統領は基準を設定して外国の首脳を迎える。首脳会談を真の友好関係の確認、すなわち「インナー・サークル(inner circle)」構築のために活用するというのである。ニューヨーク・タイムズ紙は「ブッシュ大統領は、テロとの戦いや大量破壊兵器拡散防止のために努力する首脳を特別に礼遇することで、米国に協力するだけの褒賞を与えるというメッセージを伝えている」と報じた。ブッシュ大統領の個人牧場に招待されたり、ホワイトハウスで国賓晩餐のもてなしを受けることが、特別礼遇だ。ブッシュ大統領との初めての会談を実務訪問で終えた盧大統領に、インナー・サークルはまだはるかに遠い目標のように見える。
◆では、何としてでもインナー・サークルに入らなければならないのか、という反論が出るかもしれない。英国のブレア首相や日本の小泉首相のように、インナー・サークルに入って、弱腰の屈辱外交だと国内で非難を浴びる指導者もいる。しかし、ブッシュ大統領が「友人たち」と協議する議題を考えると、無視することはできない。現在、インナー・サークル会員の主要懸案は、北朝鮮の核問題である。所信を曲げて体面を傷つけてまで入る必要はないが、韓半島の運命が他国によって決定されることだけは防がなければならない。インナー・サークルの加入がはばかれたとしても、「アウト・サイダー」だけは避けるべきである。
方炯南(バン・ヒョンナム)論説委員hnbhang@donga.com






