20日午前、ソウル麻浦区上岩洞(マポグサンアンドン)のソウル・ワールドカップ(W杯)競技場。試合のない日なのに競技場の周りは賑やかだった。電子製品、飲料、食品などをいっぱい積んだトラックの長い列ができている。事務室と倉庫に使われていた観覧席の下の1、2階に4万種類余りの商品が順次に並べられている。そばの出口はマルチプレクス映画館につながっている。
去年6月、W杯サッカー試合の感動に溢れていたW杯競技場が23日、 スポーツテーマ型複合ショッピングモールとして生まれ変わる。世界で初めてサッカー場内にディスカウントストア、映画館、フィットネスセンターなどをそなえた複合「W杯モール」が登場することになる。
▲狙いは家族連れの客層〓2万5000坪規模の「W杯モール」は、ソウル西北部地域最大の複合ショッピングモール。若者と家族づれのショッピング客がターゲットになっている。競技場の1、2階観覧席の下の空間を丸く回りながら、ショピング、映画鑑賞、食事、スポーツ活動などを楽しめる。
地下鉄6号線とつながる交通の便のよさ、およそ2500台規模(ディスカウントストア専用、900台)を誇る駐車空間、競技場内の公園と周辺の五つの公園(平和、蘭芝川、蘭芝漢江、空、夕焼け)などが売り物である。
ディスカウントストア、映画館などは1、2階に入居する。2階の廊下には衣類のアウトレット店、100店余りが並ぶ。また、フードコート(food court)はもちろん、薬局、病院などの生活便宜施設と、スターバックス、ロッテリア、ピザホットなどのファストフード店も登場する。今月初めには450席規模の結婚式場と2000席規模の宴会場がオープンした。
▲アジア最高のディスカウントストア〓仏系のディスカウントストア、カルプ(carrefour)は東側観覧席の下の1、2階に3100坪の「W杯モール」店を開く。デパート並のディスカウントストアを希望する韓国の顧客のニーズに応えるためだと、カルプ側は説明している。
生活用品のコーナーは床に原木スタイルを、児童コーナーは原色の図形入りのものを、生鮮食品の売り場は人の姿が透けてみえるほど、つやが出る材料を使った。倉庫のように高かった陳列棚は、韓国人に合わせて1.4〜2mぐらいに低くした。家族連れの買い物客のために指紋を入力して迷子を捜す指紋認識迷子防止サービスも無料で提供する計画だ。
李鳳鎮(イ・ボンジン)W杯モール店長は、「本社の関係者がアジア最高水準のディスカウントストアだと称えるほどだ。韓国に進出して7年間学んだ韓国型ディスカウントストアのノウハウが込められている」と話した。
▲スポーツエンターテイメントの空間〓10の上映館をそなえた1800席規模のマルチプレクス映画館「CGV上岩10」は、航空機のファーストクラスの座席をそのまま移したような「ゴールドクラス」などをそなえており、23日にオープンする。競技場の騒音を防ぐために防音と吸音施設を強化した。23日まで「ニモを求めて」「TUBE」「Phone Booth」など、20本余りの映画を先着順で無料観覧できる。
また、8月には、25m長さのプール6つと幼児専用のプールをそなえた水泳場、スカッシュ場などがオープンする。1000坪規模のサウナ場には、サウナ施設、チンジルバン、子どもの遊び場などができる。 カルプW杯モールには、70坪余りのゲームコンピューター店、約210坪のスポーツ専門店もある。
鄭寅俊(チョン・インジュン)ソウルW杯競技場管理事業所長は、「サッカー場の観客とショッピングモール顧客の出口が異なり、それほど問題はないと思う。年間115億ウォンの賃貸料の収入を上げられるようになり、日本のマスコミまで関心を見せている」と述べた。
朴湧 金熹暻 parky@donga.com susanna@donga.com






