雨風が激しかった6日。朝早々から国民(ククミン)銀行のソウル江南区大峙洞(カンナムク・テチドン)支店にはいつもより3〜4倍多い人が訪れ、受け付け窓口の周辺は1日中騒がしかった。待機する人数も、午前中には一時的に100人を超え、午後は始終50〜60人を維持した。彼らはみんな、同日受け付けが始まったソウル市第4次同時分譲、無住宅優先順位の請約者だった。
国民銀行大峙洞支店の崔竜鎭(チェ・ヨンジン)次長は、「午前だけで400人が殺到して、平均待機時間が2時間を越した。少なからずの請約者を近くの他の支店に送っているが、締め切りの時間までに請約受付者は1000人を越えるとみられる」と話した。
こうした状況は、開浦洞(ケポドン)など江南区にある大部分の国民銀行支店でも同じだった。国民銀行請約事業チームの車炯根(チャ・ヒョングン)次長は、「こうした傾向が続けば、02年の第10次同時分譲の際に記録した無住宅優先請約最高倍率の434倍をはるかに越えるとみられる」と予想した。
このように大勢の請約者が殺到したのは、江南区道谷洞(トゴクドン)の住公(ジュゴン)1次マンションのため。この日の請約者の70%ぐらいが、同マンションに申し込んだと推定されるほどだ。
こうした人気は前から予告されていた。先月29日オープンしたこのマンションのモデルハウスには、毎日4000〜5000人の訪問者が駆けつけた。政府も、やっと落ち着きを取り戻し始めた住宅市場がまた動揺しかねないという懸念が提起されたことを受け、国税庁の職員4人をモデルハウスに送り、不法不動産仲介人の取り締まりに乗り出した。
それにもかかわらず人気が冷めないのは、ソウルでも「うまい土地」とみなされる道谷洞に位置しているうえ、マンション団地がおおよそ3002世帯に達する超大型であるため。また、施工を引き受けた現代(ヒョンデ)、LG、双竜(サンヨン)などのブランドに対する消費者の選好度が比較的高いので、当選すると相当なプレミアムが得られるという期待心理も一役買った。
ただ問題は、同日の請約者の中で多くの人数が短期売買差益を狙っている投資者であること。そのうえ、モデルハウス周辺に集まった不法不動産仲介人が訪問客を対象に「公証制度を利用すれば、分譲を受けてから1年が経たなくても分譲権を専売できる。当選して連絡してくれれば、2000万ウォンは保障する」と、公然と投機をあおる姿が見つかるなど、政府の取り締まり作業に冷や水を浴びせた。
住宅業界の専門家はこれについて、「300兆〜400兆ウォンに達する浮動資金を回収するか、または江南に代わる住宅団地を造成しない限り、こうした状況は続くしかない。かえって政府が時間を持って市場を見守った方が良さそうだ」と指摘した。
車志完 金昌源 cha@donga.com changkim@donga.com






