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農繁期の5月だが…人手不足、高い労賃で悩む農家

農繁期の5月だが…人手不足、高い労賃で悩む農家

Posted May. 01, 2003 22:13,   

1日午前、全羅南道谷城郡玉果面(チョンラナムド・ゴクソングン・オクグァミョン)ファンサン里の野辺。村の入り口の水田で農民らがトラクターを使って水田を耕し、種籾が一杯の苗床の設置に忙しく動いていたが、表情はそれほど明るくなかった。

「40、50代の男性は、光州(クァンジュ)の建設工事の現場に働きに出かけていて、農繁期なのに人手がないんですよ。農作業は60、70代の老人の仕事ですが、1日5万ウォンでも人手を見つけるのが容易ではありません」

里長を務める吳光錫(オ・クァンソク、68)さんは、「老人と女性らが助け合いながら農作業をやっているが、唐辛子の種まきなどの畑仕事には、手をつけることすらできずにいる」と話した。

この村の日当は、男性5万ウォン、女性4万ウオンと昨年に比べて5000ウォンぐらい上がった。堆肥や肥料の撒布など比較的難しい仕事は、労賃が7万ウォンまで上がって「農村労賃の7万ウォン時代」に入っている。

6000坪の水田を持っているボジョン村の張南基(チャン・ナムギ、64)さんは、「毎年人件費は上がっているが、生産費さえ回収できないため、こうしたやり方で農業をやっては、子どもの教育どころか生計を立てることも難しい」とため息をついた。

最近は石油類と農業資材の値段も上昇して農家に大きな負担になっている。1300世帯の農家が白菜、スイカなどさまざまな施設作物を栽培している全南羅州市山浦面(チョンナム・ナジュシ・サンポミョン)の場合、鉄材、ビニール、苗、肥料の値段が毎年大きく上昇したため、相当数の農家が数千万ウォン台の負債に苦しんでいる。

施設ハウス10棟でハウス作物を栽培している崔大億(チェ・デオク、59)さんは、「蒸し暑いハウスで20年間死んだつもりで仕事ばかりしているが、残ったのは5000万ウォンの借金しかない」と話した。

同日午後、慶尚南道昌原市東邑大山里(キョンサンナムド・チャンウォンシ・ドンウプ・デサンリ)ガスルドゥルニョにあるスイカ、唐辛子、花の施設ハウス団地でも、農民らが同じ悩みを抱えていた。

約1300坪のハウスにカスミソウを植えた崔淳昊(チェ・スンホ、68)さんは、「景気が良くなくて、値段が例年の半分以下に落ち込んだ。人件費が支給できなくて、人を雇うことは考えられない。家内と2人で働いている」と話した。

昌原市東邑、農協フィルム代表の宋貞愛(ソン・ジョンエ、49)さんは、「原油価格の上昇で農業用パイプと農薬の値段は、昨年に比べて15%ぐらい上がった」と述べた。

慶尚南道(キョンサンナムド)は道内の田植えに1万2600人、玉ねぎとニンニクの収穫に1万2000人など、今春の農繁期だけで、4万人近い労力が不足するものと予想した。

忠清南道(チュンチョンナムド)、慶尚北道(キョンサンブクド)など、ほかの地方も同じ事情。忠南論山市城東面(ノンサンシ・ソンドンミョン)ゲチョン里、4000坪余りでミニトマト栽培している金石遠(キム・ソクウォン、50)さんは、「扶餘郡世道面(ブヨングン・セドミョン)まで回りながら人手を探しているが、必要な人員の半分ぐらいの3〜4人を手配することに止まった」と述べた。

慶北安東市一直面(アンドンシ・イルジクミョン)ピョンパル2里の吳相澾(オ・サンダル)里長は、「農業を営む環境が日増しに厳しくなっているため、農民の意欲が大きく落ち込んでいる。軍人の支援活動がせめてもの救いとなっている」と話した。

全国農民会総連盟慶尚南道連盟の姜基甲(カン・キガプ)議長は、「今、農村では『片付ける』、『離れる』といったため息の声ばかり聞こえてくる。いくら頑張っても希望がないためだ」と述べた。また、「本格的な田植えが始まる前に農村の苦痛を和らげる対策作りを促す集会を開催する計画だ」と述べた。