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北朝鮮「核問題は朝米間問題」 南北閣僚級会談

北朝鮮「核問題は朝米間問題」 南北閣僚級会談

Posted April. 28, 2003 21:58,   

韓国と北朝鮮は、平壌(ピョンヤン)で開かれている第10回南北閣僚級会談2日目の28日、北朝鮮の核問題をめぐって熱い議論が行われた。

韓国側の首席代表である丁世鉉(チョン・セヒョン)統一部長官はこの日、「北朝鮮側は機会あるごとに『核兵器を開発する意思も、能力もない。核活動はエネルギー生産のための平和的目的に限る』と言及してきたのではないか」と述べ、韓半島非核化共同宣言の徹底した履行を求めた。

丁長官は「北朝鮮の核兵器保有を絶対容認することができない」と再び強調した。さらに「核問題を平和的に速やかに解決しなければならない」と指摘した、と申彦祥(シン・オンサン)韓国側スポークスマンが伝えた。

韓国側は、北朝鮮の核問題の深刻さを勘案、進展した合意内容を共同報道文に明示するという方針だ。

北側団長の金霊成(キム・リョンソン)内閣責任参事は「核問題は米国の対北孤立・圧殺策動から始まっただけに(南北ではない)朝米間で解決すべき問題だ。対話による平和的解決が(北側の)基本的な立場だ」と話した。

これについて、丁長官は「南北が韓半島の非核化共同宣言に合意をしただけに、韓国側が当然北朝鮮の核疑惑について、問題を提起する権利がある」と言い返した、と申スポークスマンは付け加えた。

また、韓国側は、北側が前日に提案した△開城(ケソン)工業団地の建設着工式△京義線(キョンウィソン)・東海線(トンヘソン)鉄道道路の連結工事△金鋼山(クムガンサン)離散家族面会所の建設着工式△民間・政府共同の統一大祝典の定例化△相互の誹謗中止△双方の民間船舶の先方領海通過などの議題のうち、一部を協議するとともに、第7回離散家族再会と韓国軍の捕虜・北朝鮮による拉致者問題を話し合いで解決しよう、と北側に提案した。