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SARS非常措置の北京、毎日100名ずつが感染

SARS非常措置の北京、毎日100名ずつが感染

Posted April. 28, 2003 22:00,   

SARS(重症急性呼吸器症候群)が北京を中心に中国全域に広がっているなか、中国当局は△建物の閉鎖措置△住民の隔離措置—を強化するなど、連日、非常措置を発表した。

▲当局の措置〓中国衛生部は、31の省・市のうちSARS発病ケースが報告された地域が、26の地域に拡大されたのを受けて、全国に緊急の通知文を発表し患者への隔離治療と医療陣への保護を指示した。

北京市当局は27日、SARS患者またはSARS感染の疑い例と接触した住民9000人を隔離させた。また、SARS実態の透明性を高め、デマを払拭させるため、この日SARS発生の現況を地域別に発表した。18の区・県のうちSARS患者とSARSの疑問患者が最も多い地域は、大学が密集している海淀区で、588人だ。北京市内にある62の大学のうち、休校や休講措置を取った大学は18校だ。

江沢民中央軍事委主席は、北京でSARS患者が1日100人ずつ増えていることによって、軍の医療関係者1200人を北京に緊急投入するよう命じた。中国当局は、SARS死亡者は葬儀を行わず、即時火葬するよう指示している。

▲SARSの被害と経済的損失〓中国では27日、9人が追加で死亡し161人が感染され、全体患者2914人、死者131人になった。北京はこの日、8人の死者が新たに発生し死者56人となり、広東省の51人を上回った。

感染者は1114人で広東省の1382人にまだ至っていないものの、疑い例は1255人で、広東省(230人)の5倍以上だ。

一方、米時事週刊誌タイムの最新号(5月5日付)は、全世界でSARSによる経済的費用が300億ドルにのぼっていると報じた。同紙は、中国と韓国が、SARSの余波で観光収入、小売り業、生産性の部門でそれぞれ20億ドルの損失をこうむるはずであり、日本と香港はそれぞれ10億ドルの被害にのぼるだろうとの見通しを示した。また、JPモルガンスタンレー証券会社の推算によると、カナダのトロントはSARSの発病で1日3000万ドルの損失をこうむっている。

▲ベトナムが初めてSARS拡散阻止〓ベトナムがSARSの拡散を阻止した最初の国家になった。世界保健機関(WHO)は28日、ベトナムに対する旅行自制の勧告を取り下げると発表した。ベトナムは8日以降、20日間にわたって新しいSARS患者が発生しておらず、WHOの20日基準をみたせた。

一方、米国ではSARS症状とみられる患者41人が見つかったものと正式報告されたのを受けて、先端技術を保有するシリコンバレーの各企業は、SARS発生を契機に「非常戦略」を急いでアップデートしている。

また、自宅でも会社のサーバーにアクセスし業務を行えるようにする「保護措置」を強化するなど、在宅勤務などの手段を講じている。



朴惠胤 yshwang@donga.com parkhyey@donga.com