ラポート在韓米軍司令官(写真)が20日、京畿道議政府(キョンギド・ウィジョンブ)と東豆川(トンドゥチョン)に駐屯している米軍第2師団の引継鉄線(tripwire・北朝鮮の対南攻撃の際、米国が自動介入できるようにした戦略的概念)の役割について「破産した」概念だと批判した。
同司令官は同日夜放送のMBCのドキュメンタリー番組に出演し「引継鉄線は否定的な用語だし、米第2師団の将兵たちにとっては侮辱的な発言だ」とし、「引継鉄線は破産した概念だ」との見解を明らかにした。
同司令官は、また「北朝鮮の軍事力は我々のみんなを北朝鮮の兵器システム、とくにミサイルの射程内に置いている」とし、「したがって兵力を漢江(ハンガン)以北に置いて、これを引継鉄線と呼ぶのは、もはや妥当でない」と強調した。
司令官は、さらに「韓米両国による在韓米軍の再配置協議は、韓国の反米感情から始まったものではない」とも語った。
同番組に出演したハーバード駐韓米大使も「引継鉄線の考え方は、あたかも米軍が攻撃を受けるまでには手放し状態で待つかのように見られるため、使わないで欲しい」と述べた。ラポート司令官が在韓米軍の引継鉄線の役割を語気を強めて批判したのは、今回が初めてだが、韓米間で話し合いが進められている在韓米軍の再配置論議と絡んで注目を集めている。
ラポート司令官は、高建(コ・ゴン)首相が先月初め、在韓米軍を再配置する上での原則のひとつとして「引継鉄線の役割の維持」を全面的に否定したものとも受け取らる。
尹相虎 ysh1005@donga.com






