投手はいくらうまく投げても自らの力では勝てない。打者のバットが火を噴いてこそ勝利できることが、投手に与えられた運命。
アリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属し「韓国の源泉」と呼ばれる金炳賢投手(キム・ビョンヒョン、24)が打線のしめりによって、またも敗退の苦杯をなめた。15日、アリゾナ州バンクワンボール・パークで開かれたコロラド・ロッキーズとの試合。
3回目の先発登板で初めて本拠地でボールを投げることになった金炳賢は、6イニングの間、6三振を奪い、散発5安打1四死1失点で好投したものの、打線の支援を受けられずシーズン3敗となった。
15日の試合は、何かともったいない試合だった。金炳賢は絶妙な制球力と威力的なボールで、コロラドの打線を無力化し、今シーズン最高のピッチングを披露した。コロラドの看板打者である背番号3番のT.ヘルトンと4番のL.ウォーカーが、たった一つの安打も打てず三振したほどだった。
しかし、2回1死後、コロラドのP.ウィルソンに対しアウトサイドに投げたボールを右中越えの本塁打されたのが痛かった。ナショナルリーグ西部地区の最下位(3勝10敗)に落ちて、最近は「下位の打線」に転落してしまったアリゾナには、1点を追うのも手に余るようだった。アリゾナの打者たちはコロラドの先発 N.クルーズの絶妙なチェンジアップで連続の空振り。
それでも、金炳賢は負けずに勢いのあるボールを投げ続けた。とくに、5回1死2,3塁という危機の中でも、落ち着いて後続の打者を凡打でアウトさせ、追加失点を抑えたのが印象に残る。ただ、最も残念だった場面は6回裏のアリゾナの攻撃。2死2塁でアリゾナのスティーブ・ピンリの勢いよく伸びた打球が右側のフェンスを1m前にして、コロラドの右翼手L.ウォーカーのグラブに収められた。このボールがフェンスを越えていたら、2−1の逆点で金炳賢の勝利の足がかりになったに違いない。
3連敗に終わったものの、金炳賢は今シーズンの3試合すべてに出場して5イニング以上を投げ、防御率も3点台(3.71)をキープして先発投手への変身に成功したことを証明している。
金相洙 ssoo@donga.com






