「素足の少女」ゾーラ・バッド(36、南アフリカ共和国)がマラソン選手に転身して帰って来る。
17歳の子供っぽい姿で出場した84年米ロサンゼルス五輪女子3000mで、マリー・デッカー(米国)と足がもつれて7位にとどまった「非運のスター」バッド。もう3人の子どものお母さんになった彼女が、13日開かれるロンドンマラソンに出場する。
バッドは、1980年代序盤、素足で世界女子陸上の中長距離部門を席巻したスター。彼女は当時、人種差別政策を固持していた南アフリカ共和国の出身だという理由で、オリンピック出場が禁止されると、英国籍を取得してロサンゼルス五輪に出場した。
当時、デッカーとバッドは共に優勝候補。デッカーがトラックに倒れて金メダルが流れると、米国の一部マスコミは、「バッドがわざと足をかけた」と興奮した場面もあった。
バッドは最近これについて、「ロサンゼルス五輪が終った後の私は、今の『オサマ・ビン・ラディン』のような存在だった」と振り返った。
バッドがマラソンフルコースに出場するのは今回が初めて。彼女は、「健康のために、1日20Kmを走っている。今度の出場も私の健康を確認するため」と話した。バッドの予想記録は2時間35分台。
バッドは、ロサンゼルス五輪後、英国籍を取得する前、南アフリカ共和国の選手として活躍したのがわかり、国際陸上競技連盟(IAAF)から出場禁止処分を受けて引退し、89年、百万長者のマイク・ビータソンと結婚した。91年、出場禁止処分が撤回されると、92年米アトランタ五輪の3000mに再挑戦したが予選脱落。
昨年、マラソンに転じたバッドは、今年の2月、南アフリカ共和国のヨハネスバーグで開かれたハーフマラソンで1時間20分台の記録で優勝し、「新しい挑戦」を始めた。
梁鍾久 yjongk@donga.com






