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全教祖「校長自殺事件は校長団の責任」

Posted April. 09, 2003 22:29,   

忠清南道礼山郡(チュンチョンナムド・イェサングン)、寶城(ボソン)小学校の徐承穆(ソ・スンモク・58)校長の自殺事件をめぐって、 全国教職員労働組合(全教組)が自殺原因に対する地域校長団の責任などを取り上げながら、強力に対応するとの方針を明らかにし、事件の推移が注目される。

全教祖は9日に記者会見を開き、「今回の事件の実態が明らかになっていないのに、全教祖に全ての責任を押し付けるのは不当だ。期間制の教師に対する車の接待などをめぐる問題の解決過程で、教頭と地域の校長団の集団的な反発によって対話が中断しとことや、校長団会議の抑圧的なムードによる心的負担と切望感が、徐校長を自殺に追い込んだのだ」と主張した。

全教祖は、「事件が発生する二日前の2日、礼山郡小学校校長団会議の場で、全教祖の書面による謝罪の要求に対し、校長たちの間で集団的な反発のムードが広がり、会議の直後に徐校長の顔が非常に緊張していた」とし、「会議でどんな議論がなされたを開示すべきだ」と要求した。

全教祖は、「今回の事件は女性教師に対する性差別的な業務の強要、期間制教師の身分の不安定さ、小学校の封建的な風土などが絡み合って起きた事件」であるとし、「小学校の現場に残っている不合理的な慣行と秩序の打破を何よりも急ぐべきだ」と述べた。

全教祖は全国の学校に対し、性差別の実態調査と校長や教頭などを対象とする性差別予防教育、期間制教師に対する実態調査、学校内の紛争調整機構の設置などを提案した。

全教祖はまた、「マスコミが事件の真相を明らかにする前に全教祖を真犯人と断定し、一貫して悪質な報道をした。バランスを欠いた報道に関する資料の収集が終わる次第に、適切な方法を通じて対応する」と述べた。

これを受け、韓国教員団体総連合会(韓国教総)のファン・ソクグン・スポークスマンは、「今回の事件は、全教祖の行きすぎた越権行為によって起きたことなのに、性差別や校長団会議などを口にするのは、話の焦点をあいまいにする行為だ。全教祖が自らの激しい闘争方式を反省する態度を示すべきだった」と指摘した。

また、礼山郡小中高校の校長団も、「全教祖の主張を聞いていると、盗人猛々しいことこの上ない」 と述べた。

人間教育実現父兄連帯の李庚子(イ・ギョンジャ)事務局長は、「全教祖がまず反省し自粛する態度を求めたが、むしろ攻撃的な態度をとり、残念なこと極まりない」と話した。



洪性哲 sungchul@donga.com layra@donga.com