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金融市場、景気不透明感で短期商品に資金が集中

金融市場、景気不透明感で短期商品に資金が集中

Posted April. 09, 2003 22:23,   

長期短期の金利差が減り、SKグローバル事件などで資金市場の不安がさらに大きくなっている中、市場の資金が短期商品に集っている。

そのため、企業の長期投資への資金調達が日増しに困難になり、金融システムもさらに危険な状態になっている。

9日韓国銀行によると、3月末現在6ヵ月ものの金融機関短期資金(証券会社の顧客預託金を含む)は合わせて387兆ウォンで、2月の380兆ウォンに比べ7兆ウォン増、昨年末の378兆ウォンに比べて9兆ウォン増となった。

顧客預託金を除く金融機関の短期受信額(1ヵ月の平均残額基準)は、昨年末の370兆ウォンから2月末には372兆ウォン、3月末には376兆ウォンに増えた。

顧客預託金は、昨年末の8兆1000億ウォンから3月末には11兆ウォン増加した。

市場の短期資金は、銀行の要求払い預金、満期6ヵ月未満の定期預金、随時入出金預金(MMDA)、投資信託会社の短期債券と短期金融商品ファンド(MMF)、ノンバンクの受信、証券会社の顧客預託金を合わせたもの。

先月市場の短期資金が増加したのは、満期6ヵ月未満の定期預金とMMDA受信が急増し、証券会社の顧客預託金が大きく増えたためだ。

金融機関ではイラク戦争長期化に対する不安感がある程度払拭されたものの、北朝鮮の核問題やクレジット・カード債問題が解消されていない上に、国内外の景気停滞が深刻になりつつあり、資金の短期化はさらに進むと見ている。

韓銀通貨運営チームの金ミンホ次長は、「1年満期の定期預金金利が4.5%で、1ヵ月もののMMFは4.1%と、長期短期の金利差がほとんどない」としながら、「見通しが不確かな状況なため、資金が短期金融商品に集中している」と述べた。

金次長は、「資金の短期化によるミスマッチ(資金需給不一致)の可能性が高まるにつれて、金融機関が長期貸出を渋っている」とし、「企業の長期投資がい縮すれば、成長潜在力も減る」として、懸念を示した。

特に、韓銀は金融市場の不安によって大規模な資金移動が急激に行われ、金融システム全体を揺るがすこともありうると指摘した。

韓銀は資金短期化の原因である長期短期の金利差の縮小、市場の見通しに対する不透明性は早期解消が困難なだけに、当分資金短期化がさらに進むと見ている。



林奎振 mhjh22@donga.com