Go to contents

米、開戦48時間内にイラク全域を陸空で同時攻撃

米、開戦48時間内にイラク全域を陸空で同時攻撃

Posted March. 10, 2003 22:37,   

早ければ来週にも開戦が予想されている米英のイラク攻撃は、どういう展開になるだろうか。米週刊誌タイムとニューズウィークが、最近号で、米国の攻撃計画とイラクの防御戦略を報じた。

▲空と地から同時攻撃〓タイムは第2次湾岸戦争を「ビッグバン」にたとえた。戦争の初期、衛星精密誘導爆弾およそ3000発を開戦から48時間以内に集中的にイラク全域に向けて発射し、ほぼ同時に地上軍をイラク南部と北部に投入、バグダッドに進撃するという計画。

地上軍は、クウェートとイラク北部のクルド人自治区、ヨルダンなど3方向から進入し、四方から攻め込む。米国は、抵抗が不可能な大規模な攻撃で40万人のイラク正規軍を無力化した後、開戦から1週間後にイラク全域の75%を掌握するという計画だ。

地上軍の最大の目標はイスラエル、クウェート、サウジアラビアに発射される可能性が高いスカットミサイルを解体し、バスラとキルクーク、モスルなどの油田を保護すること。特殊部隊を投入し隠された大量破壊兵器を解体するのも主要課題だ。

空襲と地上攻撃がほぼ同時に行われるため、敵軍と米・英軍を誤認して攻撃するのを防ぐのが重要なポイントとなる。第1次湾岸戦争の当時、米軍死者148人のうち35人が誤認攻撃によって死亡した。「人間の盾」とされる民間人の死傷を最少化するのも重要だ。イラク軍へのビラ配布など心理戦と民間人対象の人道的な支援も並行する。

米国は映画「ブラックホークダウン」で描かれたように、米英軍の被害が大きい市街戦を避けるため、大統領宮と軍事施設など主要目標だけを攻撃する予定。フセイン大統領を捕らえたり射殺すれば、戦争は勝利で終わる。

▲BC兵器を使用するか〓軍事力では圧倒的な劣勢を見せるイラクの反撃手段は、全世界の反戦世論と生物化学(BC)兵器の使用。

イラクの最初の抵抗線は、南部のバスラ近岸のナッシリア。イラクは、民間人の服装をした軍隊を待機させているとされる。イラクはミサイルとロケット攻撃で、米英軍のバグダッド進撃を最大限遅らせるという戦略だ。

フセイン大統領は6万人の共和国軍、そのなかでも約1万5000人の精鋭特殊共和国軍と狙撃手、拷問専門家など約5000人からなる特殊保安機構の要員らによって死活が決まると考えている。同大統領は、すでに約1万人にのぼる共和国軍を自分の故郷であるチークリートへ送った。同大統領が、同地域の地下バンカーや安全施設に潜伏し、第二のオサマ・ビンラディン氏になる可能性もある。

米軍が懸念している最悪のシナリオは生物化学兵器の使用。イラクがこれを使う場合、途方もない被害がでるはずだが、生物化学兵器を保有していないと強調してきたゆえに、同兵器を使うと、米国の攻撃に正当性を与えるばかりか、反戦世論にも頼れなくなる。

同盟軍に見せかけたイラク軍が民間人を虐殺する場面を、アル・ジャジラやアラブのテレビを通じて放映したり、バクダッド内の西側記者、救護団体のメンバーらを「人間の盾」として使用する可能性もある。



havefun@donga.com