韓国の物価が不安定な兆しを見せはじめている。
国際市場の原油価格の引き上げが、韓国の消費者価格に本格的に反映されはじめるにつれ、ガソリンを含めた各種石油製品の価格が史上最高値まで急騰した。また、油価の急騰に続き、米格付け会社のムーディースが、韓国の国家格付け展望を下向き修正すると発表したため、ウォンの為替レートが上昇する場合(ウォンの為替レートの下落)に、輸入物価の上昇による韓国物価への圧力はさらに大きくなることと懸念される。
産業資源部と韓国石油公社が12日に発表したところによると、2月初めの全国のガソリンスタンドと液化石油ガス(LPG)充電所を対象に、石油製品の販売価格を調査した結果、無煙ガソリンの全国平均販売価格はリットル当たり1323.61ウォンで、1週間前より21.11ウォン上昇した。これは従来の最高値である00年9月平均の、1306.92ウォンより高く史上最高値だ。
地域別にはソウルが1373.47ウォンで最も高く、その次が仁川(インチョン、1353.87ウォン)、京畿(ギョンギ、1343.82ウォン)などの首都圏と済州(ジェジュ、1371.12ウォン)の順で、忠北・慶北・大邱・全北・全南(チュンブク・ギョンブク・デグ・ジョンブク・ジョンナム)の5つの地域を除いた全ての地域で、平均価格が1300ウォンを上回った。
車両用軽油価格も2月に入ってから、リットル当たり785.93ウォンとなり1月末に比べて12.13ウォンも上がるなど、昨年末から引き続き上昇の傾向にある。
室内灯油の平均価格は、リットル当たり13.61ウォン上がった652.91ウォン、ボイラー灯油も15.68ウォン上昇した、656.25ウォンで販売され、やはり史上最高値だった。車両用LPG価格も、キロ当たり561.75ウォンで最も高い水準となった。
政府は石油輸入負担金を引き下げるなど、国内石油製品価格安定対策を打ち出した。しかし、主な石油製品の価格が大幅上昇し、これが今後輸送物流費などの生産原価上昇をもたらすことになるので、物価はさらに圧迫を受ける可能性が少なくないという分析だ。
すでに1月の消費者物価上昇率は3.8%(昨年同期比)で、中央銀行である韓国銀行の今年の抑制目標値、2〜4%の上限線に近づいた水準だった。
一方、11日に現地で取り引きされたアラブ産のドバイ油の価格は、前日に比べ、バレル当り0.63ドル下がった29.61ドルで取り引きされたが、依然として30ドルに近かった。ドバイ油の10日移動平均価格もバレル当り29.37ドルで、やはり30ドルを超えようとしている。
また、米西部テキサス重質油(WTI)は、前日比0.97ドル上がった35.46ドルで35ドルの線を超え、北海産ブレンド油は0.53ドル上昇した32.42ドルで取り引きされた。
具滋龍 bonhong@donga.com konihong@donga.com






