米中央情報局(CIA)の前職役人らは、ブッシュ政権に「イラクと戦争しないように」と、最近警告した。
CIAの前職役人らは、米主要メディアに送った声明で、イラク戦は西側とイスラム圏の葛藤とテロ脅威を増幅させるだけでなく、イラクの激しい抵抗によって多くの死傷者を発生させるだろうと主張した。
また、CIAの前職役人らは、去年秋のCIAの報告書を引用して、イスラム圏9カ国で1万人を対象に行った世論調査の結果、イラクに対する武力使用はイスラム圏の反米感情を触発し、アルカエダの新しい組織員募集に油を注ぐことになる、と憂慮した。さらに、イラクが戦争は避けられないと結論づけた場合、大量破壊兵器(WMD)を直接使ったり、テロリストたちに渡したりする可能性が大きい、と分析した。
続いて、「最近イラクのサダム・フセイン大統領が一線の司令官たちに化学兵器使用を承認したという情報は、非常に危険な信号だ。91年の湾岸戦争に参戦した米軍の3分の1が、帰還後に不明の神経系統の異常に苦しんだ」と警告した。また、米軍がイラクに入り込みさえすればイラクの将校たちがこれ以上フセイン大統領の命令に従わなくなるという国防省の楽観論も警戒すべきである、と述べた。
パウエル米国務長官が、5日、国連安保理に提出したイラクの決議案違反の証拠についても、「資料収集面ではA単位だが、予想面ではC単位だ」と、彼らは批判した。
CIAの前職役人らは、パウエル長官の見解のように、国連決議案を違反したという理由だけで、軍事行動を正当化することができるのか、もしそうだとすれば、他の決議案も履行されない場合、つねに戦争をしなければならないのかという疑問を呼び起こす、と指摘した。






