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南北閣僚級会談、共同報道文作成で詰めの交渉

南北閣僚級会談、共同報道文作成で詰めの交渉

Posted January. 23, 2003 22:28,   

盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領と、第9回南北閣僚級会談に参加している北朝鮮の金霊成(キム・ヨンソン)首席代表の会談は、不発に終わる可能性が高くなった。

韓国側スポークスマンである統一部の李鳳朝(イ・ボンチョ)統一政策室長は23日、南北代表の接触が終わった後、盧次期大統領と金代表が会談する可能性について「その問題について議論したり、協議してはしていない」と明らかにした。

会談3日目のこの日、南北双方は、実務代表協議と代表協議を相次いで行い、共同報道文の最終案をめぐる調整作業に入った。

とくに韓国側は、最大の懸案である北朝鮮の核問題と関連して、北朝鮮側が前日に表明した「核兵器を造る意思がない」と言う原則的な水準を超えて、より進展した内容を共同報道文に盛り込まなければならないと北朝鮮側を説得した。しかし北朝鮮側は、民族共助の精神を共同報道文に入れることを主張しているおり、協議が難航している模様だ。

北朝鮮側が提示した草案には、民族共助の精神に加え、去年10月の第8回閣僚級会談の共同報道文に盛り込まれた「韓半島の平和と安全を保障するために共同で努力し、核問題などすべての問題を、対話を通じて解決する」という表現と、22日の全体会議の基調発言で明らかにした「核兵器を造る意思がない」という内容が含まれているという。

一方、米ホワイトハウスのフライシャー報道官は22日、ソウルでの南北閣僚級会談に触れ「ブッシュ大統領は、これまで、韓国が北朝鮮と包容の次元で対話することを鼓舞的なことと考えてきた」と論評した。

同報道官は、ホワイトハウスの定例記者ブリーフィングで、北朝鮮の核問題と南北閣僚級会談の開催についての論評を求められ、北朝鮮の核問題は 「米国と北朝鮮間の争点以上の問題」であると強調し、米朝対話ではなく、多者間国際協議を通じて解決されなければならない問題であることを改めて指摘した。



成東基 esprit@donga.com